初心者のためのテクニカル分析【保存版】:買い場3点3
このコンテンツは、過去に行った集中連載をお客様の多数のリクエストにより再掲載したものです。
チャート分析をする上で欠かせないチャートの見方の基礎の基礎ですので、チャート画像は少し古いですが、「チャート分析は初めて」という方など、チャート分析の基礎を知りたい方には大変有効なコンテンツです。
初心者の方は特に熟読されることをオススメします。
その他オススメコンテンツ →買い時・売り時必勝パターン →チャート分析のための指標の見方・使い方
株価上昇基調の押し目
3つの買い場のポイントを知る(一番大切なタイミングを知る)
チャートから買い場を分析すると大きく分けて3カ所(3つのポイント)しかないと無いと思います。
3カ所(買い場3点)と言うのは、買い場の位置やタイミングであります。「大幅-カイリ」「収斂(収レン)」「上昇基調の押し目」がこれです。このタイミング以外で株を買おうとすると、値下がりし失敗したりうまくいかないことが多いと思います。
買い場はルールを絞り、それ以外のポイントでは極力、手を出さないことが失敗が減り勝敗が高まることになります。
3点目の買い場の株価上昇基調の押し目とは・・・
テクニカル的な判断も含まれますが、株価が上昇基調に転じてからの日足チャートで、25日移動平均線と75日移動平均線を使って株価サイクルの物差し(株価サイクルで説明)にします。上昇サイクルの上昇パターンから押し目の時期と見方、買い場のタイミングの説明です。
25日移動平均線と75日移動平均線のGクロスからDクロスまでの期間は概ね8ヶ月から10ヶ月です。(長い期間でも10ヶ月から12ヶ月です)ここでは8ヶ月から10ヶ月のパターンで説明いたします。
25日移動平均線と75日移動平均線のGクロスからDクロスまで8ヶ月から10ヶ月ですから、押し目と見る投資時期はGクロスから5ヶ月から6ヶ月までです。
安全を考えると5ヶ月までと見てください。6ヶ月以降は、下値で買った方の利食い(売却)時期になります。多くの方が買うのが6ヶ月以上経ってから買う場合が多いのです。6ヶ月以上値上がりすると目立ってきます。また業績の好転の材料が出るのも、この辺りの高値からが多くあります。
下段の9日RCI、13日RCIで押し目のタイミングを見ますが、6ヶ月以降は高値ゾーンになりダマシになりやすいので手を出さないことにしてください。
この株価サイクルを理解しないと安全な時期かどうかの判断ができません。5ヶ月までが買い場としているので、押し目を見る指標は当てはまりますが、売却時期に押し目の指標を使っても当たる確立は下がり、高値買いリスクは逆に高くなり将来の値下がりは大きくなります。
25日移動平均線と75日移動平均線のDクロスは遅効性があるので、Dクロスの2ヶ月から3ヶ月前が天井になります。それはGクロスから見ると6ヶ月から8ヶ月目で天井を付けます。
ここでは上昇基調の押し目を捉える時期とタイミングを例に挙げて、押し目の時期とタイミングの取り方と見方の説明をいたします。
3点目の買い場の株価上昇基調の押し目とは・・・
(日足株価上昇基調の押し目・サイクル達成例)
東証1部・6718・アイホン(日足チャート)
東証1部・5108・ブリヂストン(日足チャート)
東証1部・7545・西松屋チェーン(日足チャート)
今回は、3点目の買い場の株価上昇基調の押し目の時期とタイミングを説明をしました。
3シリーズで説明した、この3点が「買い場3点」です。買い場のパターンを理解していただき、リスクが高い時期と、早すぎる時期と、買いタイミングがわかったと思います。
始めは、買い場パターンを理解して、当てはまらないものには、手を出さないが良いと思います。
これが買い場3点の「3点目の株価上昇基調の押し目」です。チャート分析をする上では、この3点以外に買い場は少ないと思います。またあっても判断が難しいパターンになり、判断基準が分かりにくいと考えます。