東証1部 6331 三菱化工機のリクエスト分析

「390円で買い、損切りのタイミングが遅れてしまいましたがどうすることが一番良いかお願いいたします。」と、リクエストいただきました。

それでは、週足チャートをみてみましょう。
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ご覧のように、直近の動きを確認しますと各種移動平均線が収れんしており、下降相場からの下げ止まりが確認できます。
390円での購入とのことですので、一昨年の中旬ぐらいに保有されたものだと推察しますと信用ではなく現物での保有かと存じます。

今後、短期線から立ち上がりの形状となっていけば戻りが期待できます。
決算発表も終わっていますので、サプライズから大きくさげるリスクも少ない状況かと思います。保有期日がない現物取引であれば、収れんからの上抜けを待ってみることもできるでしょう。

目先の上値の焦点は、昨年12月の高値237円、ついで3月高値267円です。
価格帯レシオで確認すると、300円近辺では過去に出来高が集中したことがわかりますので、手仕舞いを考えるのであればひとまずはこのレベルでしょう。300円前後で保有した向きの「やれやれの売り」がでやすい水準です。この水準の売りものをこなしていけるようであれば、損失幅を少なくしていくことはできると思いますが、時間はだいぶかかると感じます。

一方の下値の焦点は、ご覧の50週移動平均線(橙色)が支持線となるか否かに注目です。

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