日経平均株価の動き(無料版)
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(2024年9月13日に株の達人の会員サイトで掲載されたものです。)
8月は31500円まで大幅下落し、その後、月末に向け、39000円に戻す回復をしました。9月相場が2日新甫でスタートしました。商品市場では、2日新甫は荒れるが相場格言です。8月5日底値から、相場は休まず3万9000円(7500円)まで値上がりし、200日移動平均線を上回って引けたものの、9月は大幅下落で始まり、200日移動平均線を下回る再下落で始まりました。
相場が上昇基調を維持するか、暴落に発展するかの判断基準は、200日移動平均線(37500円)を維持できるかどうかで決まります。8月は200日移動平均線(37500円)を上回るまで回復しましたが、9月は大陰線で200日移動平均線を下回ってきました。このまま200日移動平均線を上回れず、下回る相場展開が続くならば、再暴落に発展する心配が高くなります。
大陰線出現は、相場の流れの転換を意味します。来週以降、200日移動平均線(37500円)を上回れなければ、下げ相場が強まる心配があると見なければなりません。200日移動平均線を下回る相場は、上値に強い上値抵抗線(売り物)を控えた戻り売り相場が続きます。200日移動平均線(37500円)を上回る回復がなければ、弱気相場は続くので、個別株物色相場に変わると見てください。
9月末に自民党総裁選を控え、立候補者が名を連ねてきました。政策の一つに金融所得増税を訴える候補者や、国民全員確定申告を訴える人も出たからビックリしました。国民に良い政策を出すなら応援する人が増えるだろうが、国民の首を絞める政策をスローガンにして勝てるのか。この様な省庁(増税)の利権優先する人が選ばれるなら、国は大混乱になるでしょう。
10年になるアベノミクス上昇相場から、長期投資家が持っている主力株は大きな含み益があります。外国人投資家、政府系ファンドなどが、売りに転じたら、安値を付けるまで売り叩かれるでしょう。個人投資家としては、相場の底入れまで、外国人投資家、主力ファンドが持たない、小型好業績株(S・G市場)に狙いを変えないと売り崩される心配があります。
9月中に200日移動平均線を上回れなければ、10月も下降相場が続くと見なければなりません。2ヶ月くらい売り叩かれると、いったん安値を付けると見ています。小型好業績株に目線を変えるか、主力株が売り叩かれ、相場が安値を付けるまで待つか。ここから冷静な銘柄選びと買いタイミングの待ち方がポイントになります。
個別株は、相場が崩れ始めたら、売られ過ぎ銘柄の短期ボトムを待たなければ買いチャンスはありません。引き続き、大幅に売られ過ぎた銘柄、上昇基調を維持する銘柄、業績上方修正銘柄などを待ちたい。テーマ別「有望銘柄」もご参考に見てください。
2024年9月1週の東証プライム(1646銘柄)の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、減少に転換した。1月(23年)末1105銘柄(225種118)→5月末1230銘柄(225種175)→7月末1363銘柄(225種198→9月末1160銘柄(225種156)→10月末781銘柄(225種92)→12月末866銘柄(225種102)→24年1月末1240銘柄(225種180)→2月末1170銘柄(225種172)→3月末1237銘柄(225種187)→4月末1023銘柄(225種176)→5月末862銘柄(225種141)→6月末952銘柄(225種125)→7月末943銘柄(225種118)→8月末635柄(225種85)→9月(5)518銘柄(225種74)と減少に転換した。増加に戻せるか。9月の観察ポイントです。
9月1週の東証スタンダード(1601銘柄)は横這いです。75日移動平均線を上回る銘柄数は、1月(23年)末905銘柄→2月末1022→3月(末)898銘柄→4月(末)883銘柄→5月末624銘柄→7月末973銘柄→9月末880銘柄→10月末531銘柄→11月末792銘柄→12月末792銘柄→24年1月末1233銘柄→2月末1136銘柄→3月末1158銘柄→4月末720銘柄→5月末584銘柄→6月末869銘柄→7月末737銘柄→8月末569銘柄→9月(6)407銘柄と大きく減少した。増加に戻せるか。9月の観察ポイントです。
9月1週のグロース市場(589銘柄)も減少に転換した。75日移動平均線を上回る銘柄数は、1月(23年)末254銘柄→3月(末)255銘柄→5月末193銘柄→6月末297銘柄→7月末248銘柄→9月末157銘柄→10月末71銘柄→11月末173銘柄→12月末184銘柄→24年1月末301銘柄→2月末312銘柄→3月末295銘柄→4月末161銘柄→5月末151銘柄→6月末272銘柄→7月末262銘柄→8月末237銘柄→9月(6)177銘柄と減少に転換した。増加に戻せるか。9月の観察ポイントです。
9月1週の東証プライム(1646銘柄)は225種銘柄も減少に転換した。75日移動平均線を上回る銘柄数は、1月(23年)末1220銘柄(225種138)→3月(末)1203銘柄(225種139)→5月末920銘柄(225種154)→7月末1333銘柄(225種191)→9月末1046銘柄(225種130)→10月末646銘柄(225種72)→12月末927銘柄(225種96)→24年1月末1357銘柄(225種195)→2月末1170銘柄(225種167)→3月末1197銘柄(225種181)→4月末931銘柄(225種152)→5月末815銘柄(225種120)→6月末1004銘柄(225種120)→7月末1016銘柄(225種120)→8月末741銘柄(225種98)→9月(6)570銘柄(225種75)と大きく減少に転じた。増加に戻せるか。9月の観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>
「801」NYダウは高値で推移しています。高値で乱高下でも上昇基調であり、高値更新相場は崩していません。高値は意識され、利食いで押されても、上昇基調の高値更新相場に戻した強い動きです。チャート的に25日から75日移動平均線を上回る状態は、上値更新相場を維持しています。9月の観察ポイントです。
「803」NASDAQ指数は、200日移動平均線を上回っていますが、25日から75日移動平均線を下回る調整局面に転じてきました。エヌビディアをはじめとする半導体、ハイテク株が売られて調整している事が分かります。9月は25日から75日移動平均線を上回ってこなければ、調整局面が続く心配があります。75日移動平均線を下回る間は、戻り売り調整局面の動きです。9月の観察ポイントです。
<125東証スタンダード単純総合指数 日足チャート>
スタンダード指数の8月相場は、200日移動平均線を上回れなかった。9月相場は200日移動平均線を下回る状態で始まりましたが、日経平均の下げの影響は小さい。200日移動平均線(上値抵抗線)を上回れない状態は、弱気相場入りと見なければなりません。25日移動平均線を下回ってくると再下落の心配が強まります。9月の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
9月のドル円相場は、142円と円高圧力がかかっている動きです。75日ボリンジャーバンドの下方拡大の状態が続いており、円高シフトが止まっていないと見なければなりません。-3Σ(135円)から-2Σ(141円)とジリジリ円高に進む可能性が続いています。
来週以降も、75日ボリンジャーバンド下方拡大が続くなら、-3Σ(135円)から-2Σ(141円)と拡大が止まりません。75日ボリンジャーバンド下方拡大から-3Σ(135円)、円高が進止まっていないと判断されます。-3Σ(135円)から、-2Σ(141円)から141円(8/5)が意識される円高の動きです。9月の観察ポイントです。
<日経平均 610評価損率・週足チャート>
8/30発表の評価損率は、-7.21%と高値ゾーンの水準まで改善しました。数値的に戻り高値を示す数値となりました。評価損率の数値が高値ゾーンまで改善した事から、9月が売られて始まって不思議はなかった。9月は大幅に売られて始まった動きから、また-10%以下まで悪化しなければ買い場になりません。9月の下落転換からボトムゾーンを待ちたい。
評価損率の数値動向を見ている事で、市場の繁閑度や高値ゾーンが掴めます。数値が悪化した時まで買いを待ち、-5%以上(高値警戒ソーン)の売り場では、買わずに売り場と見るスタンスが勝ちに繋がることが分かります。-7.60%(2024年1/26)→2.52%(3/22)→-4.31%(4/12)→-5.81%(5/10)→-5.12%(6/28)→-4.63%(7/5)→-4.62%(7/12)→-5.54%(7/19)→-9.36%(7/26)→-13.69%(8/2)→-14.16%(8/9)→-8.38%(8/16)→-8.47%(8/23)→-7.21%(8/30)と高値ゾーンまで回復しました。9月から売られた事も数値から掴めます。9月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、8月は長大下ヒゲ陰線で引けました。9月も戻りが続く事が期待されましたが、再度下落から大陰線で始まり、あっさり12ヶ月移動平均線(下値支持線)を下回ってきました。12ヶ月移動平均線(37000円)を下回ってきた事で、次は24ヶ月移動平均線(33500円)まで、下値支持線は下がります。引き続き、9月は12ヶ月移動平均線(下値支持線)を上回るまで回復できなければ、戻り売りが続きます。戻しても上回れなければ、下降相場へと強まります。
チャート的には、8月は12ヶ月移動平均線(下値支持線)を上回る上昇基調に戻して終わり、9月は12ヶ月移動平均線(下値支持線)を下回る動きに悪化しました。これから12ヶ月移動平均線(下値支持線)を上回れるか、下回った状態が続くのか、観察が必要です。下回る動きは、下降相場に向かう心配があります。9月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、8月は200日移動平均線を上回るまで回復して引けました。9月は、200日移動平均線を下回る下降転換のスタートとなりました。このまま200日移動平均線を下回る状態で推移するなら、再下降転換から下げ相場に向かう心配が強まります。200日移動平均線を上回ってこなければ、下降基調の戻り売り相場が続く心配が出てきます。
9月の「124」東証小型株指数、「123」中型株は、200日移動平均線で下げ渋っています。「122」大型株指数は200日移動平均線を下回って始まり、大型株が売られている事が分かります。再度200日移動平均線は上回ってこれるか、確認ポイントです。200日移動平均線を上回れなければ、主力株(大型株)の下降基調が強まる心配があります。今後の市場の動きを見る上で、参考になる指数の動きです。9月の観察ポイントです。
次の自民党総裁は政策が期待される。トランプ氏はマスク氏重用し勝利するか。米国利下げはいつか。世界はどう動く。
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