日経平均株価の動き(無料版)
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(2025年1月17日に株の達人の会員サイトで掲載されたものです。)
12月SQと年末に4万円に乗せ、年明けも1月SQ週に4万円に乗せました。昨年以降、4万円台では売られ、高値形成してきました。目先は12月から4万円で高値形成し、戻り売りから3万8000円まで売られました。この下げも昨年9月以降の下値水準であり、ここからは下げ渋る水準です。9月以降、下値は3万8000円前後で、上値は4万円のボックスで動いてきました。年明けも同じ動きと見ています。
1月も残す半月で、3万8000円前後、また下割れがあれば、売られ過ぎから戻りやすくなります。来週以降、戻りに入れば、2月SQに向けて戻りは続くと見ています。2月SQ以降は3月決算売りが近づく事もあり、3月末が近づくにつれて、戻り売りから売られやすくなると見なければなりません。来週以降、2月SQに向けて戻り相場に向かうと見ています。
米国・トランプ大統領政権がスタートします。どんな政策が飛び出すか、期待される面と予測不能なところがあります。日本には、円安(為替動向)と関税が大きなポイントになっています。来週は日銀の利上げが想定されています。利上げは少し円高の心配がありますが、3月決算を控えて、利上げでは買われる業種と売られる業種があり、高い水準の銘柄は売られる心配があります。
個別株では、高くなった株は、3月決算を控えて、運用サイドの利益確定売りが出てくる事が予想されます。個人投資家は、2月下旬から3月に向け、売られる前だから、様子を見ているだけの方も増えてきます。2月SQ以降、3月決算が近づいて売られると、大きく下げるまで様子見が続く可能性があります。株価水準が高い株も上値が重くなり、底値立ち上がりなど、下値不安が小さい銘柄にシフトしそうです。テーマ別「有望銘柄」もご参考に見てください。
2025年1月3週の東証プライム(1645銘柄)の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、1月に入り大きく売られ、減少した。24年8月末635柄(225種85)に下降転換し、9月末570銘柄(225種81)→10月末569銘柄(225種89)→11月末587銘柄(225種81)まで減少局面が続く→12月末863銘柄(225種122)→2025年1月(9)684銘柄(225種98)→2025年1月(16)566銘柄(225種80)と1月に入り減少が続いている。増加に戻せるか。1月の観察ポイントです。
1月3週の東証スタンダード(1588銘柄)も、1月から減少に転じている。75日移動平均線を上回る銘柄数は、24年1月末1233銘柄→2月末1136銘柄→3月末1158銘柄→4月末720銘柄→5月末584銘柄→6月末869銘柄→7月末737銘柄→8月末569銘柄→9月末430銘柄→10月末472銘柄→11月末620銘柄→12月末840銘柄→2025年1月(10)840銘柄→2025年1月(17)691銘柄と減少している。増加に戻せるか。1月の観察ポイントです。
1月3週のグロース市場(607銘柄)も、1月から減少に転じている。75日移動平均線を上回る銘柄数は、24年1月末301銘柄→2月末312銘柄→3月末295銘柄→4月末161銘柄→5月末151銘柄→6月末272銘柄→7月末262銘柄→8月末237銘柄→9月末190銘柄→10月末181銘柄→11月末231銘柄→12月末228銘柄→1月(10)265銘柄→1月(17)244銘柄と減少している。増加に戻せるか。1月の観察ポイントです。
1月3週の東証プライム(1645銘柄)も、1月から減少に転じている。75日移動平均線を上回る銘柄数は、24年8月末741銘柄(225種98)→9月末657銘柄(225種93)→10月末762銘柄(225種120)→11月末718銘柄(225種96)→12月末1008銘柄(225種136)→1月(10)676銘柄(225種87)→1月(17)577銘柄(225種80)と減少していた。増加に戻せるか。1月の観察ポントです。
<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>
「801」NYダウは、12月はマイナスとなりましたが、1月は切り返しています。チャート的に、高値から75日移動平均線割れまで売られ、切り返しています。75日移動平均線(下値支持線)を上回ってくれば、上昇基調に戻したと判断できます。25日から75日移動平均線を上回り、上昇相場に戻せるか。今後の動きを注視したい。1月の観察ポイントです。
トランプ大統領スタートで、「803」NASDAQ指数はどう動くか。1月は75日移動平均線で切り返しています。再度、25日移動平均線を上回ってくれば、上昇相場に戻します。引き続き、25日から75日移動平均線を上回り、2万ポイント相場に戻してくるか。1月の観察ポイントです。
<125東証スタンダード単純総合指数 日足チャート>
スタンダード指数は、年末から25日から75日移動平均線を上回り、底値立ち上がりまで戻しました。1月から、75日移動平均線を下放れる売られ方となりました。再度、75日移動平均線を上回ってこなければ、底入れ立ち上がりの動きに戻せません。75日移動平均線を下回る状態は、戻り売り相場になる心配があります。1月の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
今週のドル円相場は、158円の円安から155円まで円高に動きました。75日ボリンジャーバンド+1Σ(156円)を下回ってきました。再度、+1Σ(156円)から+2Σ(160円)幅に戻せるか。75日ボリンジャーバンド中心線(152円)から+1Σ(156円)幅の円高に戻しました。
75日ボリンジャーバンド幅は、上向き上昇拡大から縮小の動きに転じてきました。75日ボリンジャーバンド+1Σ(156円)から+2Σ(160円)幅の円安に戻せるか。中心線(152円)から+1Σ(156円)で推移するか。1月の観察ポイントです。
<日経平均 610評価損率・週足チャート>
2025年1月10日の評価損率は、-6.82%(12/27)→-7.48%(1/10)と12月末の高値から売られ、少し悪化しました。今週の下げから、来週発表の数値は悪化しているので買い場接近と言えます。今年は4万円でスタートし、売り場となりました。年末の評価損率の高い数値から、年明け売り場で始まった動きです。-6%(高値警戒ゾーン)売り場接近し、今週の下落で、来週発表の数値は短期ボトム形成と見ています。
評価損率は、-7.60%(2024年1/26)→2.52%(3/22)→-4.31%(4/12)→-5.81%(5/10)→-5.12%(6/28)→-4.62%(7/12)と、1月から7月まで高値警戒ゾーンの売り場が続きました。8月は急落し、-13.69%(8/2)→-7.71%(9/27)→と売られ過ぎました。-11.48%(10/25)→-8.73%(11/29)→-8.86%(12/20)→-6.82%(12/27)→2025年-7.48%(1/10)と、年末の売り場から売られて始まりました。1月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、12月は+1600円高の陽線で引けましたが、1月(17)は-1500円安とイッテコイとなりました。昨年9月以降、下値は3万8000円割れで止まり、上値は4万円前後が売り場でした。2025年も昨年の流れ通り、4万円前後は売り場であり、下値は3万8000円前後で下げ止まりの動きに向かうと見ています。
チャート的に、12ヶ月移動平均線(下値支持線)と6ヶ月移動平均線は収斂し、高値ペナント型のボックスで推移しています。今年も、このボックスを上下どちらに放れるか。放れを待つ動きが続いています。6ヶ月から12ヶ月移動平均線(下値支持線)を上放れると上昇基調に戻します。3月に向け、下放れる下げになったら買い場と見てください。上放れ・下放れを待つ状態が続くでしょう。1月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートは、昨年9月以降、200日から75日移動平均線(下値支持線)収斂のボックス状態が続いてました。チャート的に、200日移動平均線を75日移動平均線が上回る上昇基調に戻す動きを期待していましたが、1月は下放れの下げに転じています。大きく下放れると急速に戻してきます。75日ボリンジャーバンドを加えてみました。75日ボリンジャーバンドは先細りし、上下どちらかに動きやすくなっています。
「124」東証小型株指数、「123」東証中型株指数、「122」大型株指数は、200日から75日移動平均線収斂のボックスから下放れてきました。短期的には、下げ止まりやすくなっています。今後、75日から200日移動平均線を大きく下放れた時は、買い場と見てください。1月の観察ポイントです。
米国はトランプ政権がスタート。米国市場は高値更新相場に戻すか。日本市場は下放れ待ちか。世界はどう動く。
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