日経平均株価の動き(無料版)
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(2025年7月4日に株の達人の会員サイトで掲載されたものです。)
6月末に向け、日経平均は戻り局面を強め、4万円に乗せました。7月相場は上昇局面を維持しながら、6月末の急騰の調整で始まりました。目先は、調整局面から下げ止まりを観察するところです。下げ止まって切り返しに転ずれば、次は8月上旬に向けた戻り局面形成に向け、短期の買いタイミングを探る局面が来ると見ています。
7月はボトム待ちから切り返しを待って、8月上旬に向け、高値形成すると見ています。ここからの上昇局面は買い目線より、戻ったところで手持ち株を処分する高値形成の売り場接近と見てください。高値追いの新規買いは高値掴みしますから、その点は注意が必要です。戻りは売り場接近と見てください。
参院選がスタートしました。インフレ時代に突入した事を実感した国民は、増税路線を続ける与党にノーを出すか、増税路線与党にイエスを出すのか。20日投票日に審判が下されます。連立になれば減税路線に変更する事は必定であり、減税路線は歓迎され、株価上昇局面もあり得ると見ています。
コロナ後の短期間に、多くの外国人(アジア)が日本を目指し、人口が増加しました。外国人の増加で犯罪が多発し、日本人には死活問題に発展し、投票先の選択肢を拡げています。インフレ・減税・移民と経済問題が重なり、どう株価に影響が出るか観察したい。与党政策にノーなら株価ワンチャンスか。
相場の動きでは、日経平均の先導株である半導体関連株(アドバンテスト)が、チャート的に10日から25日移動平均線を上回る上昇局面から、日経平均を牽引し、4万円に乗せました。引き続き、アドバンテストが10日から25日移動平均線を上回る間は、日経平均は上昇局面を維持していると見る事が出来ます。10日から25日移動平均線を下回ったら、調整局面に転じたと判断できます。
7月から8月上旬に向け、半導体関連株(アドバンテスト)が、10日から25日移動平均線を上回る状態から、10日移動平均線を下回ってきたら上げ止まりの動きと見てください。再度10日移動平均線を上回ってきたら、日経平均は切り返す動きと見てください。半導体関連株の動きを見る事で、相場の動きを掴むことが出来ます。
個別株では、大幅に上昇している株が多くあり、高過ぎて買えません。株価水準が低い株を探すには、テクニカル的に上昇局面を維持する株、底値から立ち上がる銘柄・強い上昇基調銘柄などの注目が続きます。テーマ別「有望銘柄」を参考に見てください。
2025年7月1週の東証プライム(1628銘柄)の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、増加で始まる。24年8月末635柄(225種85)に下降転換し→9月末570銘柄(225種81)→10月末569銘柄(225種89)→11月末587銘柄(225種81)まで減少局面が続く→12月末863銘柄(225種122)→2025年→2025年1月末871銘柄(225種122)→2月末698銘柄(225種98)→3月末717銘柄(225種86)→4月末713銘柄(225種82)→5月末886銘柄(225種117)→6月末1012銘柄(225種134)→7月(3)1046銘柄(225種149)と増加で始まる。増加は続くか。7月の観察ポイントです。
7月1週の東証スタンダード(1572銘柄)は横這いで始まる。75日移動平均線を上回る銘柄数は、24年8月末569銘柄→9月末430銘柄→10月末472銘柄→11月末620銘柄→12月末840銘柄→2025年1月末942銘柄→2月末934銘柄→3月末819銘柄→4月末788銘柄→5月末964銘柄→6月末1119銘柄→7月(4)1094銘柄と増加傾向を維持する。増加は続くか。7月の観察ポイントです。
7月1週のグロース市場(609銘柄)は減少に転じた。75日移動平均線を上回る銘柄数は、24年8月末237銘柄→9月末190銘柄→10月末181銘柄→11月末231銘柄→12月末228銘柄→2025年1月末333銘柄→2月末291銘柄→3月末269銘柄→4月末276銘柄→5月末372銘柄→6月末433銘柄→7月(4)392銘柄と7月は減少て始まる。増加に戻せるか。7月の観察ポイントです。
7月1週の東証プライム(1628銘柄)も増加傾向で始まる。75日移動平均線を上回る銘柄数は、24年8月末741銘柄(225種98)→9月末657銘柄(225種93)→10月末762銘柄(225種120)→11月末718銘柄(225種96)→12月末1008銘柄(225種136)→2025年1月末976銘柄(225種126)→2月末725銘柄(225種96)→3月末680銘柄(225種81)→4月末802銘柄(225種93)→5月末1030銘柄(225種156)→6月末1149銘柄(225種159)→7月(4)1133銘柄(225種155)と増加傾向です。増加は続くか。7月の観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>
雇用統計の数値が予想を上回り、7月の「801」NYダウは45000ドルに迫る上げ幅まで伸ばしました。チャート的に、200日移動平均線を上放れてから強い上昇局面が続いています。短期的には、10日から25日移動平均線を上回る強い上昇局面です。引き続き、10日から25日移動平均線(下値支持線)を上回る状態は、強い上昇局面を維持します。7月の観察ポイントです。
7月も「803」NASDAQ指数は、強い上昇局面を維持して始まりました。20000ポイントに乗せてから上値を伸ばしています。チャート的に、10日から25日移動平均線(下値支持線)を上回る強い上昇局面で上値を伸ばしています。75日移動平均線が200日移動平均線を上回れば上昇基調となります。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る動きは強い上昇局面を維持する動きです。7月の観察ポイントです。

<125東証スタンダード単純総合指数 日足チャート>
スタンダード指数は、6月末に高値を付けた後、7月相場入りしましたが、チャート的に10日移動平均線を下回って始まり、上げ止まりの動きで始まった上昇局面です。再度、株価が10日移動平均線を上回ってくれば再上昇相場に戻すので、再上昇時期を探る動きです。7月の観察ポイントです。

<ドル円 日足チャート>
ドル円相場は、イ・イラン戦争後、142円から145円幅で推移しています。短期的には、やや円高に動いていると言えます。75日ボリンジャーバンド幅は縮小傾向から横這いに動きつつあり、中心線(145円)から-1Σ(142円)の範囲での動きが続きそうです。
バンド幅の縮小傾向から横這いになりつつ、中心線(145円)から-1Σ(142円)の範囲を上下どちらかに動くかを待つ状態です。引き続き、中心線(145円)から-1Σ(142円)で推移する状態は、上下どちらに動くのを待つ状態です。7月の観察ポイントです。
<日経平均 610評価損率・週足チャート>
今週発表の評価損率は-7.44%(6/27)と小幅改善でした。日経平均が多きく上げた割には評価損率の数値改善は弱いと感じましたが、少し上げ余地を残しています。数値の改善は、株価が高値に近づく事を意味し、売り場接近と判断します。8月に向け売り場待ちか。
2025年の評価損率は高値警戒水準から始まり。1月-5.51%(1/31)→-5.28%(2/21)(高値警戒水準)→3月から売られ始めました。-8.10%(3/7)→-15.31%(4/4)と4月に向け、株価は暴落しました。4月ボトムから戻り局面が続いていて、-10.87%(4/25)→-9.47%(5/23)→-7.18%(5/30)→-7.44%(6/27)と改善していますが、上げ余地を残しています。7月から8月に向け、-5%に近づくと高値ゾーンの売り場と見て下さい。7月の観察ポイントです。

<日経平均 月足チャート>
月足チャートは、6月は前月比+2500円高し、4万円に乗せて引けました。今週7月1週は-650円安し、調整局面で始まった事がわかります。チャート的には、12ヶ月移動平均線を上回る強い状態は維持しています。株価が6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回る状態は、上昇局面を維持しています。
中長期のチャート的では、昨年3月以降、4万円から4万2000円幅が上値抵抗線となっているので、今年7月相場も12ヶ月移動平均線を上回る状態でも、4万円台は上値抵抗帯と見る水準です。6ヶ月移動平均線が12ヶ月移動平均線(38300円・上値抵抗線)を上回る状態は、戻り局面を維持していますが、再度8月に向け、4万円台に戻してくると、高値形成の売り場と見る水準です。7月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートで75日ボリンジャーバンドを加えました。株価は200日移動平均線(上値抵抗線)を上回る水準で、10日から25日移動平均線(下値支持線)を上回る上昇局面ですが、75日ボリンジャーバンドでは、6月末に+2Σに達したところが高値となりました。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態で上昇局面を維持していますが、調整待ち、押し目待ちと言えます。10日から25日移動平均線を下回ってきたら、調整局面に転じたと見てください。
指数では「124」東証小型株指数、「123」東証中型株、「122」大型指数指数は10日から25日移動平均線を上回る上昇局面を維持しています。10日から25日移動平均線を上回る間は、戻り局面を維持しています。10日移動平均線を下回ると上げ止まりと見てください。7月の観察ポイントです。
7月参院選挙の結果どうなる。米国関税どうなる。世界はどう動く。
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