日経平均株価の動き(無料版)
このコーナーでは、会員サイトで毎週末掲載している「日経平均株価の動き」を、翌週無料で掲載しているものです。
株の達人をお使いの方は会員サイトにて最新版をご覧ください。(お試し中の方もご覧いただけます)
(2025年11月21日に株の達人の会員サイトで掲載されたものです。)
過去40年間で7回あった7ヶ月連続上昇のうち、7ヶ月でストップしたのは3回です。10月末まで続いた7ヶ月連続上昇は、11月マイナスで終われば、4回目の7ヶ月連続上昇として歴史に残ります。今週までの下げ幅は-4000円に迫り、このまま10月高値を上回れない状態は、調整局面に転じたと見る事ができます。けん引役(半導体・防衛など)の主力株が高値更新できなくなれば、調整局面入りと見る事ができそうです。
11月に発表される中間決算内容は、来年3月期決算を先取りするものです。決算発表が出た銘柄で下げに転じたら、来年3月決算を先取りしたと見てください。今後の業績発表は、良い内容が発表されても、全てではありませんが、織り込み済みと見ておいた方が安全です。10月高値を上回れない間は、調整局面が続いていると見る状況から、しばらく買いは見送るのが安全です。
日経平均株価は25日移動平均線を下回ってきました。テクニカル的に、売り転換を意味します。次の下値メドは75日移動平均線(約4万6000円)です。さらに売られても、75日移動平均線を下回らなければ、いったんリバウンドから買われます。このリバウンドは買いと言うより、高値で売り逃した手持ち株を処分する、戻りの売り場と見てください。
中長期的なトレンド、基調は上昇トレンド・上昇基調を維持していますので、すぐに崩れる状況ではありません。高い株は売られるが、低い株は買われる、2極化相場になります。中間決算が発表されても、株価水準の高い株で好業績発表は業績織り込み済み見送りと見てください。
上昇相場を牽引してきた相場先導株の半導体株(アドバンテスト)は、25日移動平均線を下回り、売り転換してきました。上昇基調を維持していますが、今後は25日移動平均線を上回る再上昇に戻してこなければ、日経平均は調整局面に向かうと見てください。
個別株は、中間決算発表を控えていますが、高値圏で増収増益発表より、底値圏の株に目を向けて探すのが良いと考えます。高値圏で好業績発表しても、高値で織り込み済みと見てください。底値圏で推移し、これから上方修正した株は上がってくる期待があります。下落リスクが小さい銘柄に上げ余地が期待できます。また基調別「有望銘柄」の絞り込みもご参考下さい。
2025年11月3週の東証プライム(1614銘柄)の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、減少に転じた。調整相場続く。2025年1月末871銘柄(225種122)→2月末698銘柄(225種98)→3月末717銘柄(225種86)→4月末713銘柄(225種82)→5月末886銘柄(225種117)→6月末1012銘柄(225種134→7月末1279銘柄(225種169)→8月末1351銘柄(225種187)→9月末1283銘柄(225種177)→10月末1038銘柄(225種172)→11月(13)1057銘柄(225種181)→11月(20)901銘柄(225種157)と減少に転じた。戻り売り続くか。11月の観察ポイントです。
11月3週の東証スタンダード(1564銘柄)も、前週より減少に転じた。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2025年1月末942銘柄→2月末934銘柄→3月末819銘柄→4月末788銘柄→5月末964銘柄→6月末1119銘柄→7月末1286銘柄→8月末1294銘柄→9月末1145銘柄→10月末782銘柄→11月(14)762銘柄→11月(21)633銘柄と減少した。戻り売りは続くか。11月の観察ポイントです。
11月3週のグロース市場(610銘柄)も前週より減少に転じた。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2025年1月末333銘柄→2月末291銘柄→3月末269銘柄→4月末276銘柄→5月末372銘柄→6月末433銘柄→7月末436銘柄→8月末410銘柄→9月末314銘柄→10月末171銘柄→11月(14)182銘柄→11月(21)131銘柄と減少に転じた。戻り売りは続くか。11月の観察ポイントです。
11月3週の東証プライム(1614銘柄)日足75日移動平均線を上回る銘柄数は、増加に転じた。2025年1月末976銘柄(225種126)→2月末725銘柄(225種96)→3月末680銘柄(225種81)→4月末802銘柄(225種93)→5月末1030銘柄(225種156)→6月末1149銘柄(225種159)→7月末1354銘柄(225種182)→8月末1342銘柄(225種186)→9月末1222銘柄(225種171)→10月末826銘柄(225種151)→11月(14)881銘柄(225種168)→11月(21)914銘柄(225種156)と増加に転じた。切り返せるか。11月の観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>
今週の「801」NYダウは、高値更後に売られました。チャート的に10日から25日移動平均線を上回る状態から、75日移動平均線割れまで下落しました。75日移動平均線前後で下げ止まれば切り返しが期待できるが、75日移動平均線を下回ってくると、売り転換から調整が深くなる心配と切り返す期待の両面があります。11月の観察ポイントです。
AI相場で大相場した「803」NASDAQ指数も、高値更新相場から売られました。チャート的に、10日から25日移動平均線(下値支持線)を下回り、75日移動平均線割れまで売られました。75日移動平均線を下回ると、売り転換から調整が深くなる心配と切り返す期待の両面があります。75日移動平均線を上回れなくなると戻り売りに転ずるでしょう。11月の観察ポイントです。

<125東証スタンダード単純総合指数 日足チャート>
全体が売られたことで、スタンダード指数は25日から75日移動平均線(下値支持線)を下回り、売り転換・下降転換してきました。今後は75日移動平均線(下値支持線)を上回ってこなければ、調整局面が続くと見てください。75日移動平均線を上回ってくれば、切り返す動きと期待できます。11月の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
株価下落の中で、ドル円相場は円安が進んでいます。チャートでは、75日ボリンジャーバンド+2Σを上回る円安基調を強めています。75日ボリンジャーバンドでは、+1Σ(153円)から+3Σ(159円)幅とボリン幅の拡大が続いています。ボリンジャーバンド幅の拡大が続く状態は、円安基調が強まっていると見てください。
75日ボリンジャーバンド中心線(150円)は上向きで、+1Σ(153円)から+3Σ(159円)幅で拡大傾向が続く円安基調は、引き続き、円安を強める動きです。10日・25日・75日移動平均線が上向き状態が続く円安基調です。11月の観察ポイントです。

<日経平均 610評価損率・週足チャート>
株価は乱高下していますが、まだ評価損率は売られ過ぎの水準と言えません。もうしばらく乱高下が続きそうな数値です。7月から上昇が強まり、-6.56%(7/25)→-6.25%(8/1)→-5.41%(8/8)→-5.48%(8/15)→-5.54%(8/22)→-5.90%(8/29)→-5.96%(9/5)→-5.29%(9/12)と高値警戒ゾーンが続きました。9月から数値は高値を表し、-6.22%(9/19)→-6.68%(9/26)。10月から悪化し始めましたが、株価は大幅高していて、-7.75%(10/3)→-7.88%(10/10)→-8.97%(10/17)→-6.88%(10/24)→-6.95%(10/31)→-7.19%(11/7)→-7.14%(11/14)と11月は2週続けて、-7%数値は悪化しました。数値が悪化したら、ワンチャンス買い戻しでリバウンドがあります。11月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートは、ようやく10月の上げ幅+7400円幅の半値安まで売られてきました。来週で11月相場は終わります。来週中にプラスに戻せなければ、7ヶ月連続上昇でストップし、調整局面入りと見ますが、チャート的に6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回る状態であり、上昇基調の調整局面になります。10月の上げ幅の半値以下に売られてくると戻りやすくなります。
チャート的には、6ヶ月から12ヶ月移動平均線が上向き、まだ強い上昇局面を維持しています。大陰線でも6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回る状態は、下げに転じた確認より調整局面に転じたと見ています。大きく売られたらリバウンド待ちと見ています。11月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートは、株価は25日移動平均線を下回り、売り転換の動きです。このまま下げが続けば、次は75日移動平均線(下値支持線・4万6000円)が下値メドになります。75日ボリンジャーバンド+1Σを下回り、次は中心線に向けた下げ止まり待ちです。75日移動平均線を下回らず切り返して、上昇基調に戻せるか観察です。75日ボリンジャーバンド+1Σを下回る状態は、調整局面入りした状態です。
指数別では、「124」東証小型株指数・「123」中型株指数・「122」大型株指数ともに25日移動平均線まで下げた後、小型株・中型株・大型株指数は、25日移動平均線を上回る上昇基調を維持しています。指数別でも25日移動平均線を下回ったら、調整局面に入ったと見る事ができます。小型株・中型株指数が25日移動平均線を維持する状態は、調整局面に入っていません。まだ上昇基調を崩していません。11月の観察ポイントです。

11月は5万円相場を維持するか。AI半導体相場のバブルは弾けるか。NYダウ高値更新相場から売り転換するか。世界はどう動く。
★日経平均株価の動きを活用した売買テクニックを動画でご紹介しております!
株の達人を使って、ぜひ実践してみてください。無料お試しサービスもございます!
→日経平均株価の動きと銘柄選び(株の達人・動画解説)

お問い合わせは