日経平均株価の動き(無料版)
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(2025年4月25日に株の達人の会員サイトで掲載されたものです。)
トランプ大統領は、関税政策で株が大幅に売られ、慌てて修正しました。下げた分だけ大幅に切り返しました。この繰り返しで、日経平均は乱高下しながら戻しました。一部の内需関連株は下落の影響を受けず、上げている株もあります。2026年業績予想発表前、5月GW前にして下げ渋っています。5月GW明けの動きが掴みにくいが、今週発表の評価損率が3.31%まで改善し、売り場を示しました。5月GW明けも売り場で始まると見ている理由です。
日米関税交渉の着地点は、世界の関税交渉の実例になると注目されています。世界のためにも、関税交渉で譲歩が出来ません。日本の交渉団(現政権)は、米国の圧力に屈すると、弱腰内閣と失望されてしまう。日米交渉の前に、ガソリン・光熱費・不況対策を打ち出すと発表しました。交渉失敗した時のガードなのか。
今週は、トランプ大統領の発言で反発し、25日移動平均線を上回るまで戻しました。株価が25日移動平均線を上回ってきたので、大きく反発しました。次は75日移動平均線を目指す戻りか、このあたりで戻り売り水準になるか。評価損率の高さからも、今後は、戻りは売られると見ておいた方が安全です。
トランプ大統領の発言で日経平均が大幅に戻しても、月足では6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、基調を回復させるほど戻していません。6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数が戻せない状態では、下げ相場の戻りに過ぎません。6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数から、まだ弱い下降相場の戻りの状況と判断されます。
円高に動いた事もあり、内需関連が買われたり、下げ幅が浅くなったりしました。中国人が急増している事で、不動産価格が下がらなかったり、テナント価格も下がらなかったり。売られていた不動産株が買い戻されて、高い株価水準を維持しています。戻した高値は売り場形成に見えます。
個別株は、2026年業績予想が出るまで様子見しています。一部に買われている銘柄もありますが、売られた銘柄が戻しているに過ぎません。底値立ち上がり銘柄、上昇基調に立ち上がってきた株など、これから立ち上がる株です。5月連休明け、業績発表から、またテクニカルから銘柄を絞りたい。テーマ別「有望銘柄」もご参考に見てください。
2025年4月4週の東証プライム(1636銘柄)の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、増加が続く。225主体に戻りが続いた。24年8月末635銘柄(225種85)に下降転換し→9月末570銘柄(225種81)→10月末569銘柄(225種89)→11月末587銘柄(225種81)まで減少局面が続く→12月末863銘柄(225種122)→2025年→2025年1月末871銘柄(225種122)→2月末698銘柄(225種98)→3月末717銘柄(225種86)→4月(17)466銘柄(225種59)→4月(24)629銘柄(225種71)と225種が増加した。戻り売り場か。5月に向けた観察ポイントです。
4月4週の東証スタンダード(1577銘柄)も増加続く。75日移動平均線を上回る銘柄数は、24年1月末1233銘柄→2月末1136銘柄→3月末1158銘柄→4月末720銘柄→5月末584銘柄→6月末869銘柄→7月末737銘柄→8月末569銘柄→9月末430銘柄→10月末472銘柄→11月末620銘柄→12月末840銘柄→2025年1月末942銘柄→2月末934銘柄→3月末819銘柄→4月(18)571銘柄→4月(25)684銘柄と少し増加した。売りは続くか。5月に向けた観察ポイントです。
4月4週のグロース市場(614銘柄)も増加続く。75日移動平均線を上回る銘柄数は、24年1月末301銘柄→2月末312銘柄→3月末295銘柄→4月末161銘柄→5月末151銘柄→6月末272銘柄→7月末262銘柄→8月末237銘柄→9月末190銘柄→10月末181銘柄→11月末231銘柄→12月末228銘柄→2025年1月末333銘柄→2月末291銘柄→3月末269銘柄→4月(18)221銘柄→4月(25)259銘柄と少し増加する。売りは続くか。5月に向けた観察ポイントです。
4月4週の東証プライム(1636銘柄)も225種が増加し、戻した。75日移動平均線を上回る銘柄数は、24年8月末741銘柄(225種98)→9月末657銘柄(225種93)→10月末762銘柄(225種120)→11月末718銘柄(225種96)→12月末1008銘柄(225種136)→2025年1月末976銘柄(225種126)→2月末725銘柄(225種96)→3月末680銘柄(225種81)→4月(18)617銘柄(225種69)→4月(25)715銘柄(225種85)と225種が増加した。戻り高値形成か。5月に向けた観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>
「801」NYダウは値動きは大きいが、チャート的には売られ始めたばかりで、まだ25日移動平均線を上回るまで戻せていない下降基調の戻りです。引き続き、25日移動平均線を下回る間は、下降基調の戻りと見ています。25日移動平均線を上回ってくれば、下げ止まりからリバウンド局面になります。5月に向けた観察ポイントです。
「803」NASDAQ指数も同じく、チャート的には、25日移動平均線を下回る下降基調の戻り売りの動きです。25日移動平均線を上回る状態に値上がりすると、反発局面とみなします。引き続き、25日移動平均線を上回る状態に乗せてくるか確認する動きです。25日移動平均線を下回ると戻り売りの動きです。5月に向けた観察ポイントです。

<125東証スタンダード単純総合指数 日足チャート>
スタンダード指数も、チャート的には25日移動平均線を下回る下降基調の戻りです。25日移動平均線を上回ってくると反発局面と判断できますが、25日移動平均線を上回れないと戻り売りに向かいます。戻せるか、戻り売られるか。5月に向けた観察ポイントです。

<ドル円 日足チャート>
ドル円相場は、139円台まで円高が進みました。75日ボリンジャーバンド幅の下方拡大が続き、-2Σ(140円)に沿って円高が加速しました。引き続き、ボリンジャーバンド幅の下方拡大が続くが、-2Σ(140円)を上回ってきたので、短期的に円高は止まる動きです。再度-2Σ(140円)を下回ると円高の動きに戻ります。引き続き、-2Σ(140円)に沿った動きから130円台に向かうか。
75日ボリンジャーバンド幅が下方拡大の円高が進む状態で、-2Σ(140円)を上回り、短期的に円高が止まる動きです。バンド幅が下方拡大し、-2Σ(140円)を下回ると円高相場に戻してきます。しばらく、-1Σ(145円)から-3Σ(136円)幅で見る荒い値動きです。5月に向けた観察ポイントです。
<日経平均 610評価損率・週足チャート>
4月3週の評価損率は、3.31(4/18)とボトムゾーンから高値警戒ゾーンまで、急激に高くなりました。今週も大幅に値上がりした事から、来週発表の数値は売り場を示す高値警戒ゾーンでしょう。まだ個別株の戻りが弱いと感じられましたが、高値警戒ゾーンまで一気に戻し、売り場の水準です。今週で3週続いた戻りから、高値警戒ゾーンの売り場に達しました。5月連休明けは売られやすくなりました。
2025年の評価損率は、高値警戒の水準から始まり、1月-5.51%(1/31)→-5.28%(2/21)→-8.10%(3/7)→-7.23%(3/14)→-5.64%(3/21)→-6.57%(3/28)→-15.31%(4/4)→-13.32%(4/11)、2週続いたボトムとなり、今週発表→3.31%(4/18)は4月1週の暴落水準から3週目で高値警戒ゾーンまで戻し、売り場を形成しました。5月連休明けは売られて始まりそうです。また週足では、13週移動平均線を上回ってこなければ、下げ止まりの判断ができません。5月に向けた観察ポイントです。

<日経平均 月足チャート>
4月の月足チャートは、60ヶ月移動平均線(下値支持線・30600円)で下げ止まり、安値から4000円以上切り返し、下ヒゲを伸ばす陰線ですが、前月比+80円まで戻したからビックリでした。よく戻したと見る動きです。戻しても、6ヶ月から12ヶ月移動平均線を下回る下降基調の状態は変わっていません。大きく戻しても、6ヶ月から12ヶ月移動平均線を下回る間は、戻り売り相場と見てください。再度、5月は戻り売りになりやすい。下値メドはトランプさんの発言で分かりにくくなりました。
チャート的に、6ヶ月から12ヶ月移動平均線(上値抵抗線)を下回る下降基調の戻り局面です。下値は60ヶ月移動平均線(30600円・下値支持線)で切り返しました。5月も6ヶ月から12ヶ月移動平均線を下回る状態では、戻り売りに転ずると見る動きです。5月に向けた観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、今週、株価は25日移動平均線を上回るまで戻してきましたが、今週発表の評価損率が3.31%まで高くなり、売り場を示したので、売り転換する心配があります。25日移動平均線を下回ると戻り売りに転じたと見てください。25日移動平均線を上回る間は、反発に向かうと見る局面です。25日移動平均線を下回ると再下落と見てください。チャート的に25日移動平均線を維持できるか、下回るかで基調判断が変わります。
他の指数では、「124」東証小型株指数、「123」東証中型株指数は戻りがよく、75日移動平均線まで戻しました。「122」大型株指数は25日移動平均線までです。小型株はリバウンドが大きかったが売り場と見ています。25日から75日移動平均線は下回る動きは、引き続き、下げ相場の戻りと見る動きです。5月に向けた観察ポイントです。
日米関税交渉どうなる。NYダウ、NASDAQ指数はいつ戻すか。2026年業績発表待ち。世界はどう動く。
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