日経平均株価の動き(無料版)
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(2025年12月5日に株の達人の会員サイトで掲載されたものです。)
12月相場入りしました。11月に続き、5万円を挟んで荒い動きが続いています。来週は12月SQを控えています。外国人はSQが終わるとクリスマス休暇を控え、売買は減ってくると見ていますが、年末に向けて活況な相場を維持できるか、日銀の発表も控え、このあたりが買われるか、見送られているか観察ポイントです。
今週の上げ下げは、非鉄株・半導体関連株・銀行証券株の上げ下げで、日経平均の上げ下げが決まりました。12月は、非鉄株・半導体関連株・銀行証券株などが高値圏であり、上げ下げの影響度が出そうです。半導体が切り返し、高値更新してくると、日経平均も高値更新してきます。高値更新できなければ高値ボックス相場と見る動きです。
4月から日経平均は7か月連続上昇しました。1ヶ月遅れで、TOPIX・小型株指数・中型株指数・大型株指数が7ヶ月連続上昇しました。12月も上昇が続くと8ヶ月連続となります。1ヶ月遅れで、日経平均に続き、7ヶ月連続上昇でストップなら、12月の上値は伸び悩む動きです。SQ以降、プラスに切り返しと8ヶ月連続高の期待もありますが、マイナスなら高値ボックスに向かいます。
東証33業種のうち、12月現在も高値更新している業種は、前月の半数から10業種以下に減少しました。10月の大幅高の後も高値更新が続いている業種は強いと言えますが、12月の高値更新業種は大幅に減りました。日経平均を押し上げる業種が減れば、上昇基調の維持も難しくなります。業種別指数で高値更新に切り返す業種が増えるなら、強い局面に戻す勢いの動きを表します。さらに減ってくると高値形成の動きと見る事ができます。
また日経平均が下げる前に、「124」東証小型株指数・「123」中型株指数・「122」大型株指数から上昇基調の終わりに向かいますが、まだ25日移動平均線前後を維持する上昇基調と見る上昇局面です。強い上昇基調を維持している間は、相場全体が強い上昇基調を維持していると見る状況です。12月SQ以降、上昇基調を維持できるなら個別株物色相場が続くと見ています。
個別株は、中間決算発表が出揃って、買われた株・売られた株に別れました。買われた株では、高値の株が上がっても高値です。全体が高い中では、底値から立ち上がる株の注目が続きます。引き続き、底値立ち上がり銘柄は、値幅整理・需給整理・日柄整理が終わって買われやすいでしょう。基調別「有望銘柄」から絞り込みご参考下さい。
2025年12月1週の東証プライム(1612銘柄)の6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は、1月末より減少で始まった。高値ボックス相場続く。2025年1月末871銘柄(225種122)→2月末698銘柄(225種98)→3月末717銘柄(225種86)→4月末713銘柄(225種82)→5月末886銘柄(225種117)→6月末1012銘柄(225種134→7月末1279銘柄(225種169)→8月末1351銘柄(225種187)→9月末1283銘柄(225種177)→10月末1038銘柄(225種172)→11月末1151銘柄(225種181)→12月(4)980銘柄(225種175)と減少で始まった。増加か減少か。12月の観察ポイントです。
12月1週の東証スタンダード(1562銘柄)も、11月末より減少で始まった。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2025年1月末942銘柄→2月末934銘柄→3月末819銘柄→4月末788銘柄→5月末964銘柄→6月末1119銘柄→7月末1286銘柄→8月末1294銘柄→9月末1145銘柄→10月末782銘柄→11月末790銘柄→12月(5)717銘柄と減少で始まる。12月は増加に戻せるか、減少が続くか。12月の観察ポイントです。
12月1週のグロース市場(609銘柄)も、11月末より減少で始まる。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2025年1月末333銘柄→2月末291銘柄→3月末269銘柄→4月末276銘柄→5月末372銘柄→6月末433銘柄→7月末436銘柄→8月末410銘柄→9月末314銘柄→10月末171銘柄→11月末170銘柄→12月(5)145銘柄と減少した。12月は減少か増加に戻すか。12月の観察ポイントです。
12月1週の東証プライム(1612銘柄)日足75日移動平均線を上回る銘柄数も、11月末より減少する。2025年1月末976銘柄(225種126)→2月末725銘柄(225種96)→3月末680銘柄(225種81)→4月末802銘柄(225種93)→5月末1030銘柄(225種156)→6月末1149銘柄(225種159)→7月末1354銘柄(225種182)→8月末1342銘柄(225種186)→9月末1222銘柄(225種171)→10月末826銘柄(225種151)→11月末1053銘柄(225種172)→12月(5)875銘柄(225種153)と減少で始まる。12月は減少か・増加か。12月の観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>
12月入り、「801」NYダウは高値更相場を維持が続いています。チャート的に、25日移動平均線を上回る上昇基調を維持しています。25日移動平均線を上回る上昇基調の状態です。25日移動平均線を上回る間は上昇局面が続き、下回ると戻り売りの心配があります。12月の観察ポイントです。
12月入り「803」NASDAQ指数も、チャート的に10日から25日移動平均線(下値支持線)を上回る上昇基調が続いています。25日移動平均線を上回るなら、上昇基調は続きます。25日移動平均線を下回ると売り転換の心配があります。12月の観察ポイントです。

<125東証スタンダード単純総合指数 日足チャート>
12月のスタンダード指数は、25日移動平均線は75日移動平均線(下値支持線)を下回っています。株価が上回る上昇基調ですが、25日から75日移動平均線(下値支持線)の収斂は、高値ボックスと見る状態です。25日から75日移動平均線を上回る間は、高値ボックスの上下放れ待ちです。12月の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
ドル円相場は、債券相場を意識して円高に戻しています。チャートでは、75日ボリンジャーバンド+1Σ(154円)から+2Σ(157円)の範囲まで下げてきました。75日ボリンジャーバンドでは、+1Σ(154円)から+2Σ(157円)幅で推移している状態でも円安基調です。ボリンジャーバンド幅は拡大から横ばいになりつつあり、強い円安基調から横ばいに入る動きです。引き続き、円安基調を維持できるか、日米金融政策発表待ちです。
日銀の発表・米国FRBの発表を控え、値動きは様子見の動きの様です。75日ボリンジャーバンド中心線(151円)は上向き円安基調で、+1Σ(154円)から+2Σ(157円)幅で発表待ちです。日銀は利上げを決定するか。米国は利下げを発表するか。円安基調にブレーキがかかるか。12月の観察ポイントです。

<日経平均 610評価損率・週足チャート>
11月末の評価損率は-7.11%(11/28)の水準から、今週のリバウンドに繋がっています。数値が悪くなると買われ、良くなると売られます。8月中旬から高値警戒を強め、-5.48%(8/15)→-5.54%(8/22)→-5.90%(8/29)→-5.96%(9/5)→-5.29%(9/12)と、高値警戒ゾーンが続き、9月は-6.22%(9/19)→-6.68%(9/26)と高値ゾーン。10月から数値的に、-7.75%(10/3)→-7.88%(10/10)→-8.97%(10/17)→-6.88%(10/24)→-6.95%(10/31)→-7.19%(11/7)→-7.14%(11/14)→-8.66%(11/21)→-7.11%(11/28)と日経平均は高値更新から売られました。今後は数値の改善は売り場です。12月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
12月相場スタート。今週の月足チャートは、チャート的に6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回る状態を崩さず、強い上昇基調を維持しました。12月は前月比プラスに戻し、売られ渋っています。当面は5万円を挟み、上げ下げから上放れか。戻り売りか。高い水準で上下放れ待ちの状況です。
チャート的には、6ヶ月から12ヶ月移動平均線が上向きで株価が上回る強い上昇局面です。12月も6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回る状態なら、上昇基調を維持する状況です。6ヶ月移動平均線を下回ると調整に転じますが、まだカイリ幅が大きく下回りにくい水準です。12月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートは、株価は25日移動平均線を挟み、上げ下げ乱高下しています。25日移動平均線を上回ると売られ、下回ると買われる動きが続いています。10日から25日移動平均線を上回ると再上昇相場に戻します。25日移動平均線前後で上げ下げの状態は、高値ボックスと見てください。25日移動平均線を下回ると戻り売りになりやすいでしょう。
指数別では、「124」東証小型株指数・「123」中型株指数・「122」大型株指数とも、25日移動平均線を上回る上昇基調を維持しています。小型株・中型株・大型株指数は、上昇相場を維持しています。小型株・中型株・大型株指数が25日移動平均線を上回る状態を維持しているので、強い上昇基調を維持していると見る事ができます。業種別指数が25日移動平均線を下回ると、相場は売り転換に向かいます。12月の観察ポイントです。

12月は高値ボックスが続く。12月SQに向け、高値更新は続くか。NYダウ高値更新相場に戻すか。世界はどう動く。
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