日経平均株価の動き(無料版)
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(2025年11月14日に株の達人の会員サイトで掲載されたものです。)
11月相場2週目を迎え、荒れるか観察していましたが、高値からの下げ幅は-2000円前後でも連日の新高値銘柄は多くあり、大きな反動安と言えず強い上昇基調を維持し、シッカリしています。高市内閣も強い経済・17の成長戦略と財政拡大政策を打ち出そうとしています。新高値銘柄数が多くある相場状況は、個別物色が盛んであり、もうしばらく上昇基調を維持する状況です。11月のマイナス分を取り戻し、プラスまで値を戻せるか。個別物色が続くか。今後の観察ポイントです。
この高値圏でも相場先導株(アドバンテスト)は、25日移動平均線を上回る上昇基調を維持しています。今後は25日移動平均線を下回り、上回れなくなったら調整局面に転じたと判断できます。目先の日経平均の乱高下でも、25日移動平均線上回る状態は、上昇基調を維持する動きです。また東証P市場で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数が1000銘柄以下に減少したなど、相場が弱くなってきた動きが出ない間はシッカリしていると言えます。また800銘柄(225種113)以上を維持する間は、上昇基調を維持します。
11月は中間決算発表が増えてきました。月末に向け、中間決算の業績発表が続きます。上方修正した株は反発する株もあり、想定内から売られる株と別れています。日経平均は高値圏を維持し、上昇基調を維持していても、個別株は上がる株・売られる株と2極化しています。業績発表後、さらに2極化が進むと見ています。
中間決算発表を控えていますが、個別株は高値圏で増収増益発表の株より、底値圏で上方修正した株・黒字で底固めしている株に目を向けて探すのが良いと考えます。高値圏で好業績発表しても、すでに高値にあり、上げ余地の期待よりリスクが高めです。底値圏で上方修正した株から絞り込むのが下落リスクが小さく、良いと考えます。底値から立ち上がり始めた株、底値から上げ始めた株が、好業績を発表すると立ち上がってきます。また基調別「有望銘柄」の絞り込みもご参考下さい。
2025年11月2週の東証プライム(1614銘柄)の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、前週より増加したが、戻り高値形成か。2025年1月末871銘柄(225種122)→2月末698銘柄(225種98)→3月末717銘柄(225種86)→4月末713銘柄(225種82)→5月末886銘柄(225種117)→6月末1012銘柄(225種134→7月末1279銘柄(225種169)→8月末1351銘柄(225種187)→9月末1283銘柄(225種177)→10月末1038銘柄(225種172)→11月(6)903銘柄(225種154)→11月(13)1057銘柄(225種1181)と前週より増加した。戻り高値形成か。11月の観察ポイントです。
11月2週の東証スタンダード(1564銘柄)も、前週より増加に転じた。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2025年1月末942銘柄→2月末934銘柄→3月末819銘柄→4月末788銘柄→5月末964銘柄→6月末1119銘柄→7月末1286銘柄→8月末1294銘柄→9月末1145銘柄→10月末782銘柄→11月(7)706銘柄→11月(14)762銘柄と増加した。戻り高値形成か。11月の観察ポイントです。
11月2週のグロース市場(610銘柄)も、前週より増加に転じた。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2025年1月末333銘柄→2月末291銘柄→3月末269銘柄→4月末276銘柄→5月末372銘柄→6月末433銘柄→7月末436銘柄→8月末410銘柄→9月末314銘柄→10月末171銘柄→11月(7)150銘柄→11月(14)182銘柄と増加に転じた。戻り高値形成か。11月の観察ポイントです。
11月2週の東証プライム(1614銘柄)日足75日移動平均線を上回る銘柄数も、増加に転じた。2025年1月末976銘柄(225種126)→2月末725銘柄(225種96)→3月末680銘柄(225種81)→4月末802銘柄(225種93)→5月末1030銘柄(225種156)→6月末1149銘柄(225種159)→7月末1354銘柄(225種182)→8月末1342銘柄(225種186)→9月末1222銘柄(225種171)→10月末826銘柄(225種151)→11月(7)770銘柄(225種145)→11月(14)881銘柄(225種168)と増加に転じた。戻り高値形成か。11月の観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>
今週の「801」NYダウは、高値更しています。チャート的に10日から25日移動平均線を上回る状態から、高値更新相場を維持しています。値動きが大きくなっても、10日から25日移動平均線を上回る状態は、高値更新相場を維持しています。いつまで高値更新相場は続くか。11月の観察ポイントです。
AI相場で大幅高した「803」NASDAQ指数は、高値更新相場から売られました。チャート的に、10日から25日移動平均線(下値支持線)を上回る高値更新相場を維持してきましたが、10日から25日移動平均線を下回り、調整局面に転じました。再度10日から25日移動平均線を上回ってこなければ、高値ボックス相場になります。11月の観察ポイントです。

<125東証スタンダード単純総合指数 日足チャート>
スタンダード指数は、25日移動平均線が75日移動平均線とDクロス寸前で、株価は75日移動平均線(下値支持線)で切り返しました。10日から25日移動平均線を上回り、再上昇に戻す動きか。再度、25日移動平均線前後を下回ると戻り売りに転じます。25日移動平均線を下回らなければ、上昇基調を維持します。11月の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
ドル円チャートは、75日ボリンジャーバンド+1Σを上回る円安基調を強めています。75日ボリンジャーバンドでは、+1Σ(152円)から+3Σ(157円)幅とボリン幅が拡大を続けています。円安基調が強まっている事を表しています。+1Σ(152円)以上を下回らない状態は、円安基調が続く動きです。+1Σ(152円)から+3Σ(157円)幅を維持する動きは、強い円安局面です。
75日ボリンジャーバンド中心線(149円)は上向きで、+1Σ(152円)から+3Σ(157円)幅で拡大傾向が続く円安基調をさらに強める動きが続くか。10日・25日・75日移動平均線は、上向き状態が続く円安基調と言う事が分かります。11月の観察ポイントです。

<日経平均 610評価損率・週足チャート>
評価損率は、10月の日経平均が高値更新する局面では、-6%と悪化しました。個別株が売られている中で、少数の銘柄だけで日経平均を吊り上げたことが分かります。7月から上昇が強まり、-6.56%(7/25)→-6.25%(8/1)→-5.41%(8/8)→-5.48%(8/15)→-5.54%(8/22)→-5.90%(8/29)→-5.96%(9/5)→-5.29%(9/12)と高値警戒ゾーンが続きました。9月から数値は高値を表し、-6.22%(9/19)→-6.68%(9/26)。10月から悪化し始めましたが、株価は大幅高しています。-7.75%(10/3)→-7.88%(10/10)→-8.97%(10/17)→-6.88%(10/24)→-6.95%(10/31)→-7.19%(11/7)と11月の数値は悪化して始まりました。数値の悪化から少し戻すか。11月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートは、10月は+7400円幅の大陽線で引けました。11月相場は高値で乱高下する陰線で始まりましたが、下げ幅は拡大していません。11月は陽線まで戻す事ができるか、また-3500円以上の下落に向かうか。11月の下げ幅が-3500円幅以内なら、上昇局面を維持していると見てください。
チャート的には、6ヶ月から12ヶ月移動平均線が上向きで大きく上回る強い上昇局面を維持しています。陰線でも6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回る状態は、下げに転じた確認ではありません。まだ大幅+カイリの状態で、高値から小幅な下げ幅と言えます。高値を維持することは、強い上昇を維持してると言えます。11月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
今週の日足チャートは、株価が25日移動平均線を上回る状態の上昇基調で乱高下する動きで、前週比ではマイナスではありません。75日ボリンジャーバンド+1Σを上回る状態も、上昇基調を維持する状態です。+1Σ以上で25日移動平均線を上回る間は、上昇基調を維持しています。75日ボリンジャーバンド+1Σを下回らない間は、強い上昇基調が続いていると見る事ができます。
指数別では、「124」東証小型株指数・「123」中型株指数・「122」大型株指数ともに高値更新していますから、日経平均も高値維持しています。小型株・中型株・大型株指数が高値更新している状態では、相場は崩れず、高値更新相場に戻す可能性も残っています。下げる時は、小型株・中型株指数の順に25日移動平均線を下回ってきます。指数の動きからも相場観察ができます。11月の観察ポイントです。

11月は5万円相場を維持するか。AI半導体相場はバブルか。NYダウ高値更新相場いつまで続く。世界はどう動く。
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