日経平均株価の動き(無料版)
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(2025年9月12日に株の達人の会員サイトで掲載されたものです。)
今週は、沢山の出来事が相場を押し上げました。石破総理が辞意を発表し、株価は4万4000円に跳ね上がりました。米国半導体株の暴騰から、日本の半導体株が上放れ、高値更新し、さらに日経平均を押し上げました。8月4万3000円を高値と見ていましたが、ここ1ヶ月の相場状況が大きく変化しました。8月から株式市場は高値圏にあると見ていますが、半導体関連株の上昇が続く間は、日経平均を押し上げる可能性が残りました。
米国半導体指数の高値更新が、日本の相場先導株の半導体関連(アドバンテスト)を最高値更新させ、日経平均を最高値更新させました。今後も半導体関連株(アドバンテスト)の高値更新が続くかが、日経平均を押し上げるかどうかのカギと言えます。相場先導株が高値更新相場を維持するか、高値形成するかで、日経平均は連動する局面です。
8月からプライム市場の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は8割以上が続き、高値警戒水準が続いています。銘柄数は高値警戒感が続いていますが、日経平均は市場材料から上昇局面を強めました。銘柄数の増加から、日経平均はピークを付けるか。半導体関連など材料の出尽くしから高値形成するか。テクニカル面と材料面から動きを確認したい。
6月以降、強い上昇局面を維持してきましたが、8月から個別株は売られ始めています。225種株が強く、日経平均を押し上げています。個別株は売られ始めても、225種株が強ければ日経平均の高値更新は続きます。今の株式市場は、日経平均は強いが、個別株は高値警戒ゾーンの売り場接近が増えています。9月SQ明けも強い局面を維持するか確認したいところです。
個別株は、高値ゾーンの銘柄が多く、新規買いは出遅れ株、底値立ち上がりなど株価水準が低い株が絞り込む銘柄になります。全体が高いので、相場の押し目を待つのが良いと考えます。個別株では底入れ立ち上がりなど、出遅れ株を絞り込みたいと考えます。基調別「有望銘柄」の絞り込みもご参考下さい。
2025年9月2週の東証プライム(1620銘柄)の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、8月から高値警戒水準が続く。2025年→2025年1月末871銘柄(225種122)→2月末698銘柄(225種98)→3月末717銘柄(225種86)→4月末713銘柄(225種82)→5月末886銘柄(225種117)→6月末1012銘柄(225種134→7月末1279銘柄(225種169)→8月末1351銘柄(225種187)→9月(4)1355銘柄(225種183)→9月(11)1394銘柄(225種190)と高値警戒水準が続く。9月の観察ポイントです。
9月2週の東証スタンダード(1570銘柄)も、高値警戒水準が続く。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2025年1月末942銘柄→2月末934銘柄→3月末819銘柄→4月末788銘柄→5月末964銘柄→6月末1119銘柄→7月末1286銘柄→8月末1294銘柄→9月(5)1275銘柄→9月(12)1237銘柄と高水準から減り始めてきました。9月の観察ポイントです。
9月2週のグロース市場(606銘柄)も、高値警戒から減少が続く。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2025年1月末333銘柄→2月末291銘柄→3月末269銘柄→4月末276銘柄→5月末372銘柄→6月末433銘柄→7月末436銘柄→8月末410銘柄→9月(5)387銘柄→9月(12)354銘柄と高水準から減少し売られ始めた事が分かります。9月の観察ポイントです。
9月2週の東証プライム(1620銘柄)は高値警戒水準が続く。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2025年1月末976銘柄(225種126)→2月末725銘柄(225種96)→3月末680銘柄(225種81)→4月末802銘柄(225種93)→5月末1030銘柄(225種156)→6月末1149銘柄(225種159)→7月末1354銘柄(225種182)→8月末1342銘柄(225種186)→9月(5)1363銘柄(225種191)→9月(12)1398銘柄(225種195)と高値警戒水準が続く。9月の観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>
9月の「801」NYダウも史上最高値更新し、46000ドル台に乗せました。チャート的に、10日から25日移動平均線を上回る最高値更新相場を維持しています。来週のFOMCを期待し、史上最高値更新相場は続くのか。10日から25日移動平均線を上回る上昇局面は続くか。9月の観察ポイントです。
9月の「803」NASDAQ指数も、高値更新相場から22000ポイントに乗せました。9月はチャート的に、10日から25日移動平均線(下値支持線)を上回る強い上昇相場が続いています。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る動きは高値更新相場が続きます。9月の観察ポイントです。

<125東証スタンダード単純総合指数 日足チャート>
9月のスタンダード指数も高値更新から警戒感を強めていますが、強い上昇相場を維持しています。チャート的に、10日から25日移動平均線を上回る間は高値更新相場が続きます。10日から25日移動平均線を下回る時は売り転換です。9月の観察ポイントです。

<ドル円 日足チャート>
ドル円は75日ボリンジャーバンド中心線から、+2Σの水準を148円前後の円安基調で推移しています。中心線(146円)から+3Σ(151円)幅で、円安傾向を維持しています。75日ボリンジャーバンド幅は横這いになり、しばらく中心線(146円)から+2Σ(149円)幅の範囲で推移しそうです。
75日ボリンジャーバンド中心線(146円)から+3Σ(151円)のボックスで、中心線(146円)から+2Σ(149円)幅の小幅円安と見る動きです。中心線(146円)から+3Σ(151円)の範囲で推移するか。米国の利下げで円高シフトするか。9月の観察ポイントです。
<日経平均 610評価損率・週足チャート>
9月の評価損率は、-5%台で始まりました。8月から、-5.41%(8/8)→-5.48%(8/15)→-5.54%(8/22)→-5.90%(8/29)→-5.96%(9/5)と、5週続いて-5%の高値警戒ゾーンが続きました。過去に例の無い高値警戒水準が続いています。8月に日経平均が4万3000円台に乗せてから、評価損率は-5%台の高値警戒ソーンが続いています。9月も高値警戒ゾーンで始まり、乱高下が心配されます。
今年の評価損率は高値警戒水準から始まり、1月-5.51%(1/31)→-5.77%(2/7)→-5.28%(2/14)(高値警戒水準)と-5%が3週続き、-8.10%(3/7)→-15.31%(4/4)と4月は暴落に発展しました。4月をボトムに切り返し局面が続き、-10.87%(4/25)→-9.47%(5/23)→-7.18%(5/30)→-7.44%(6/27)→-8.44%(7/4)→-7.13%(7/11)→-7.79%(7/18)→-6.56%(7/25)→-6.25%(8/1)→-5.41%(8/8)→-5.48%(8/15)→-5.54%(8/22)→-5.90%(8/29)→-5.96%(9/5)と高値警戒ゾーンはいつまで続くのか。9月の観察ポイントです。

<日経平均 月足チャート>
今週の月足チャートは、2週間で大幅に4万4000円台に高値を伸ばしています。8月高値を上回るのは難しいかなと見ていましたので、相場が強い事を理解しました。チャート的には、6ヶ月から12ヶ月移動平均線を下値支持線に強い上昇局面が続く動きです。来週は4万4000円から、さらに上値を伸ばす相場展開となるか。高値形成から調整に転ずるか。観察したい相場局面です。
チャート的には4月から6連騰し、安値から1万3000円以上値上がりし、4万4000円に乗せた強い相場局面です。8月高値は警戒水準と見ていますが、チャート的に上昇局面を崩しておらず、強い動きと判断されます。来週以降、高値更新は続くか、高値形成か観察したい。9月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、75日ボリンジャーバンドを加えて見ています。9月初め、25日移動平均線まで下げましたが切り返し、8月高値を上回り4万4000円台に乗せ、最高値更新が続いています。75日ボリンジャーバンド+2Σまで上値を伸ばし、高値警戒ゾーンです。株価が下げても、75日ボリンジャーバンド+1Σを下回らなければ上昇基調を維持します。来週以降、25日移動平均線を上回る状態は上昇相場、25日移動平均線を下回ると売り転換。どちらに動くか観察したい。
「124」東証小型株指数・「123」東証中型株・「122」大型指数指数は、高値更新相場を崩していません。10日から25日移動平均線を上回る上昇基調を維持しています。全ての指数が25日移動平均線を上回っている強い上昇局面です。9月の観察ポイントです。
ロシアはEUに戦争拡大するか。来週の米国は利下げに踏み切るか。日経平均の最高値更新続くか・高値形成か。世界はどう動く。s
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