日経平均株価の動き(無料版)
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(2025年10月17日に株の達人の会員サイトで掲載されたものです。)
自民党初女性新総裁の誕生で沸きましたが、公明党が連立離脱を発表、日本維新の会と連立協議を発表。相場は大きく荒れましたが、下落前の水準の48500円に戻しました。次に総理指名選挙を控え、駆け引きが始まるでしょう。女性初の高市総理は誕生するのか。ファンダメンタルでなく、テクニカルでもなく、政治問題で乱高下している動きは、今後の駆け引きも含めて、どの様な動きをするのか見当もつきません。これからどの様なキー政策を打ち出すか。国民が待つ政策実現を期待したい。
日経平均は大きく乱高下しましたが、個別株は大きな動きはしていません。主力株で大きく売られた株も見当たらず、日経平均先物が大きく動き、連休明けの日経平均が大きく動きました。先物主導の乱高下でした。実際に主力株が売られれば、相場全体に波及します。来週は総理指名選挙を挟んで上放れするのか。観察したい動きです。
相場先導株の半導体関連株は高値圏ですが、まだチャートは崩れていません。半導体関連株(アドバンテスト)がシッカリしている状態では、日経平均は崩れにくいでしょう。また非鉄の三井金属、住友電工、フジクラにソフトバンクGなどが、強い上昇基調を崩さずシッカリしている間は、日経平均は崩れにくいです。来週も政治的な駆け引きを控えていますが、牽引役がシッカリしている状態では、日経平均は崩れにくいと見ています。
日経平均は4万8500円まで上値を伸ばしましたが、プライム市場で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、8月末の8割強の銘柄数をピークに、9月末→10月と減少が続いています。個別株では、8月をピークに売られ始めた事が分かります。8月末より、日経平均は+4000円以上値上がりしました。10月も高値で推移している主力株の牽引から、荒い値動きが続くと見ています。個別株で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数の減少が続くなら、個別株は小型株→中型株→大型株の順にピークを付けてきます。今は小型株→中型株指数まで、25日移動平均線を下回ってきています。
個別株では、高値の株は上げたり下げたり、荒い動きをしています。手を出せる動きではありません。個別株は上げ余地を残す銘柄で、上昇基調を崩さない株、底値から立ち上がり始めた株など、逆張り狙いか下げにくい銘柄選びです。この様な株価位置の銘柄から絞り込んでください。基調別「有望銘柄」の絞り込みもご参考下さい。
2025年10月3週の東証プライム(1617銘柄)の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、8月をピークに減少しています。売られ始めたか。2025年→2025年1月末871銘柄(225種122)→2月末698銘柄(225種98)→3月末717銘柄(225種86)→4月末713銘柄(225種82)→5月末886銘柄(225種117)→6月末1012銘柄(225種134→7月末1279銘柄(225種169)→8月末1351銘柄(225種187)→9月末1283銘柄(225種177)→10月(9)1187銘柄(225種183)→10月(16)1067銘柄(225種167)と8月末から減少が続いている。個別株は売らている事が分かる。減少は続くか。10月の観察ポイントです。
10月3週の東証スタンダード(1566銘柄)も、8月末から減少が続いている。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2025年1月末942銘柄→2月末934銘柄→3月末819銘柄→4月末788銘柄→5月末964銘柄→6月末1119銘柄→7月末1286銘柄→8月末1294銘柄→9月末1145銘柄→10月(10)933銘柄→10月(17)800銘柄と8月末から減少し、売られている事が分かる。10月の観察ポイントです。
10月3週のグロース市場(606銘柄)は、7月末をピークに減少している。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2025年1月末333銘柄→2月末291銘柄→3月末269銘柄→4月末276銘柄→5月末372銘柄→6月末433銘柄→7月末436銘柄→8月末410銘柄→9月末314銘柄→10月(10)245銘柄→10月(17)184銘柄と7月から売られている事が分かる。減少は続くか。10月の観察ポイントです。
10月3週の東証プライム(1617銘柄)も、7月をピークに減少が続いている。個別は売られている事が分かる。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2025年1月末976銘柄(225種126)→2月末725銘柄(225種96)→3月末680銘柄(225種81)→4月末802銘柄(225種93)→5月末1030銘柄(225種156)→6月末1149銘柄(225種159)→7月末1354銘柄(225種182)→8月末1342銘柄(225種186)→9月末1222銘柄(225種171)→10月(10)935銘柄(225種161)→10月(17)869銘柄(225種141)と減少が続き、個別株は売られている事が分かる。減少は続くか。10月の観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>
「801」NYダウは、高値更新相場から上値が荒れてきました。チャート的に10日から25日移動平均線を上回る状態から、25日移動平均線割れで乱高下しています。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態に戻せば、高値更新相場が続きます。10月の観察ポイントです。
「803」NASDAQ指数も高値更新相場が続く。チャート的に、10日から25日移動平均線(下値支持線)を上回る状態を崩さず、高値更新相場の状態です。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る高値更新相場が続きます。10月の観察ポイントです。

<125東証スタンダード単純総合指数 日足チャート>
スタンダード指数は9月末から、10日から25日移動平均線を下回っています。10日から25日移動平均線を下回る状態は、戻り売りから高値形成する動きです。スタンダード銘柄が売られている事が分かります。10月の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
ドル円は、高市総裁期待から円安に動きましたが、戻しています。高市レートは、75日ボリンジャーバンドでは+3Σ(153円)まで円安は進みましたが、+2Σ(151円)から+1Σ(149円)幅まで戻しました。短期的に行き過ぎた円安水準から戻す動きです。200日移動平均線(円安支持線)を上回る状態を維持すると、円安基調を崩しません。200日移動平均線を下回ると円高にシフトします。
75日ボリンジャーバンド中心線(147円)から+2Σ(151円)幅で収まるか。+2Σ(151円)から+3Σ(153円)幅の円安に戻すのか。短期的に行き過ぎた円安から戻す動きです。10月の観察ポイントです。

<日経平均 610評価損率・週足チャート>
10月10日の評価損率は2週続いて-7%台で悪化していますが、日経平均は下げていません。8月から、-6%以上の高値警戒ゾーンが8週続きました。それでも株価の上昇は止まらないバブル型になってきました。8月-5.41%(8/8)→-5.48%(8/15)→-5.54%(8/22)→-5.90%(8/29)→-5.96%(9/5)→-5.29%(9/12)と6週-5%が続き、前週から-6.22%(9/19)→-6.68%(9/26)→-7.75%(10/3)→-7.88%(10/10)と悪化しています。まだ乱高下相場が続きそうです。
評価損率は、8月から高値警戒ゾーンが続きましたが、日経平均の暴騰が続きました。4月ボトムから切り返し、-10.87%(4/25)→-9.47%(5/23)→-7.18%(5/30)→-7.44%(6/27)→-7.79%(7/18)と戻りが続きました。株価の上昇が強まり、-6.56%(7/25)→-6.25%(8/1)→-5.41%(8/8)→-5.48%(8/15)→-5.54%(8/22)→-5.90%(8/29)→-5.96%(9/5)→-5.29%(9/12)と高値警戒ゾーンが続きました。9月は高値ゾーンとなり、-6.22%(9/19)→-6.68%(9/26)→-7.75%(10/3)→-7.88%(10/10)と10月から悪化し始めました。戻り売りに転ずるか。10月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、乱高下したものの、今週も4万7500円台とシッカリしています。株価は60ヶ月移動平均線+50%まで値上がりし、高値警戒水準まで達しましたが、12ヶ月移動平均線から大幅にカイリした状態になったので、すぐ崩れないパターンになりました。この状態では、上げ下げが続く高値相場になりやすいでしょう。
チャート的には、6ヶ月から12ヶ月移動平均線を大きく上回る7連続陽線の強い上昇基調です。12ヶ月移動平均線から大きく上げた水準になったので、しばらく上昇局面が崩れにくい状態の動きになります。強い上昇局面と高値警戒ゾーンの両面から判断する時期です。10月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、75日ボリンジャーバンド+2Σを下回りましたが、10日移動平均線を上回る上昇基調は崩れていません。株価水準的には、高値警戒・高値形成・強い上昇局面のパターンが混在した動きが続きそうです。75日から25日移動平均線から大きく上回り、短期的にカイリ幅が大きいので下げにくいですが、乱高下しやすい水準です。それでも75日ボリンジャーバンド+1Σを下回らない間は、上昇基調を維持します。また25日移動平均線を下回らない状態も上昇基調は崩しません。
「124」東証小型株指数・「123」中型株指数は、10日から25日移動平均線を下回ってきました。市場別指数では、小型株→中型株指数から下回ってきます。まだ「122」大型指数指数は、10日から25日移動平均線を上回る状態を維持しています。「122」大型株指数が10日から25日移動平均線を下回ってくると、相場は売り転換の見方が強くなります。日経平均が10日から25日移動平均線を上回る間は、上昇局面は崩れにくいでしょう。10月の観察ポイントです。

高市総理誕生か。新たな相場展開はあるか。半導体の牽引いつまで続く。NYダウ高値更新相場続くか。ウ露戦争は終決するか。世界はどう動く。
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