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初心者のためのテクニカル分析【保存版】:下値支持線・上値抵抗線を知る2-1

このコンテンツは、過去に行った集中連載をお客様の多数のリクエストにより再掲載したものです。
チャート分析をする上で欠かせないチャートの見方の基礎の基礎ですので、チャート画像は少し古いですが、「チャート分析は初めて」という方など、チャート分析の基礎を知りたい方には大変有効なコンテンツです。
初心者の方は特に熟読されることをオススメします。
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長期下降トレンドの上値抵抗線（高値圏）と下値支持線（底値圏）の見方(4912・ライオン)

月足チャートで、10年以上の株価の動きを表示していますが、92年に60ヶ月移動平均線－50％ラインで底入れして上昇に転じてから94年「Ａ」の高値は60ヶ月移動平均線です。
この様に60ヶ月移動平均線が下向きに転じたチャートは、60ヶ月移動平均線が「上値抵抗線」になります。それから現在まで60ヶ月移動平均線は下向きで推移しています。

この下向きで推移している間の株価の高値圏を見ると、96年の高値圏「Ｂ」99年の高値圏「Ｃ」2001年の高値圏「Ｄ」と同じく60ヶ月移動平均線前後で、高値形成しています。
この様に、60ヶ月移動平均線が下向きで推移する株価の動きは、余程の材料、業績変化がなければ、このトレンドは変わらず維持されます。トレンドが変わらない間は、60ヶ月移動平均線を上値抵抗線と見る水準です。

本来、下降トレンドには下値支持線はありません。下げ止まりを見る水準と位置づけていますが、ここでは60ヶ月移動平均線を－30％から－50％下にずらすことで、下値支持線として、下げ止まりの水準を見ることができます。

Ａの高値から下落した下げ止まりは「Ｅ」の水準です。この位置は60ヶ月移動平均線－30％ライン前後です。95年以降の下げ止まり目途を見ても、95年の下げ止まり同様です。97年底値「Ｆ」2000年底値「Ｇ」と過去の水準と同じ位置です。

この幅の基調に上昇期、下降期があります。この幅の中では、上昇期の下値支持線「黄色ライン」は6ヶ月移動平均線です。
また下降期の上値抵抗線「水色ライン」も6ヶ月移動平均線です。この様に基調の中では、6ヶ月移動平均線が基調のカギを握っています。

＊他の株価の動きは、60ヶ月移動平均線が下向きで推移する間は下降トレンドであることに変わりはありませんが、下げ止まりの水準は個別株の個々の内容により異なります。＊

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