初心者のためのテクニカル分析【保存版】:チャート(波動)の基本パターン8-1
このコンテンツは、過去に行った集中連載をお客様の多数のリクエストにより再掲載したものです。
チャート分析をする上で欠かせないチャートの見方の基礎の基礎ですので、チャート画像は少し古いですが、「チャート分析は初めて」という方など、チャート分析の基礎を知りたい方には大変有効なコンテンツです。
初心者の方は特に熟読されることをオススメします。
その他オススメコンテンツ →買い時・売り時必勝パターン →チャート分析のための指標の見方・使い方
収斂から上昇転換のパターン(5334・特殊陶)
月足チャートでは97年以降、60ヶ月移動平均線-30%ラインで下げ止まり700円を下回っていません。2001年9月も60ヶ月移動平均線-30%ラインで下げ止まり、12月に6ヶ月移動平均線を上回ってきたので底値ゾーンからの上昇転換の動きと見ることができます。
この様に、2000年の高値から大幅に下落して、60ヶ月移動平均線-30%ライン以下に下落して、その後、6ヶ月移動平均線を上回る動きは、底値ゾーンからの立ち上がりの動きと見ることができます。
現在は、9月から陽線で、下値を切り上げてから6ヶ月移動平均線を下値支持線に上昇を続けています。
この様に、6ヶ月移動平均線を上回る動きは、上昇転換と判断し、6ヶ月移動平均線を上回っている間は持続と判断します。後は、日足チャートで確認して判断していきます。
日足チャートでは、2001年9月に750円で下げ止まってから25移動平均線を10月に上回りました。11月以降に75日移動平均線は横這いに転じています。株価は75日移動平均線に沿って下値を切り上げています。
株価が下値を切り上げる動きでは、下向きの200日移動平均線と75日移動平均線の2線の幅は接近しつつあります。この2線が接近しつつあるのは、底入れに向かっている状態と見ます。
狭まってきた75日移動平均線との幅が狭まってきて、今年2月に200日移動平均線を、株価は上回るりました。移動平均線収斂から上昇基調に転じたと見るパターンの動きです。
200日移動平均線を上回ってからは、25日移動平均線を下値支持線にして下値を切り上げる上昇基調が続くと見ます。下ブレした時でも、75日移動平均線を下値支持線とみます。
もうしばらくすると、200日移動平均線が、一番下になり上昇基調は、もっとハッキリしてきます。
上昇基調に転じてからは、下段の9日RCI、13日RCIが-50ポイント以下で反転したポイントと、移動平均線まで下げた株価位置を押し目のポイント、タイミングと判断します。
上昇基調に転じたので、上昇はしばらく続くと判断できます。