初心者のためのテクニカル分析【保存版】:チャート(波動)の基本パターン8-2
このコンテンツは、過去に行った集中連載をお客様の多数のリクエストにより再掲載したものです。
チャート分析をする上で欠かせないチャートの見方の基礎の基礎ですので、チャート画像は少し古いですが、「チャート分析は初めて」という方など、チャート分析の基礎を知りたい方には大変有効なコンテンツです。
初心者の方は特に熟読されることをオススメします。
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収斂から上昇転換のパターン(6954・ファナック)
月足チャートでは、99年はITバブルで急騰相場形成しました。2000年は10000円以上で高値ボックスだったが、2000年11月に6ヶ月移動平均線を陰線で下回り、下降転換しました。
下降転換してからは6ヶ月移動平均線を下回った状態で下降相場が続いて、2001年9月に60ヶ月移動平均線 -30%ラインまで下げました。
この水準で下落は止まり、10月に陽線となり下値を切り上げる動きになり11月に6ヶ月移動平均線を上回ってきました。底入れの動きと判断できます。急騰相場からの下落は60ヶ月移動平均線-30%ラインで底入れしたと確認できました。
11月に6ヶ月移動平均線を上回ってから上昇しています。底値ゾーンからの上昇転換して上昇基調に転じた動きと見ることができます。月足で、底入れ確認ができたので、あとは日足チャートで観察して判断していきます。
日足チャートでは、2001年10月に4250円で下げ止まってから75移動平均線を11月に上回ってきました。11月以降に75日移動平均線は下値を切り上げています。
株価も沿って下値を切り上げる動きでは、下向きの200日移動平均線と75日移動平均線の2線の幅は狭まっています。この2線が狭まって接近しつつあるのは、底入れに向かっている状態と見ます。
狭まってきた200日移動平均線を、11月、12月、1月に上回っては、75日移動平均線まで下げて、下げ止まり反発を繰り返していました。
この様に、200日移動平均線は上値抵抗線として、上抜きにくい抵抗線ですが、上抜いては75日移動平均線で下げ止まる動きから、移動平均線は収斂して2月に200日移動平均線を上抜いて上昇基調に転じたと見るパターンの動きです。
200日移動平均線を上回ってからは、急騰していて強い上昇局面です。短期線では10日移動平均線を下値支持線にして下値を切り上げる強い上昇基調です。下ブレした時でも、25日移動平均線を下値支持線とみます。200日移動平均線が、一番下になり上昇基調はハッキリしてきました。
上昇基調に転じてからは、下段の9日RCI、13日RCIが-50ポイント以下で反転したポイントと、移動平均線まで下げた株価位置を押し目のポイント、タイミングと判断します。
目先は急騰局面ですが、移動平均線収斂から上昇基調に転じたので、上昇はしばらく続くと判断できます。