レシオケーターの見方・使い方
レシオケーターとは個別銘柄と日経平均株価との関係の推移を見るもので、個別銘柄の上昇率や下降率が全体の相場より大きいか、小さいかなどで計る指標です。
この指標は個別銘柄の値動きだけにとらわれることなく、その銘柄の人気の度合いを市場全体との関係で掴めるので便利です。
レシオケーターの見方は?
- レシオケーターが上昇傾向の銘柄は、全体の銘柄(日経平均)より投資効率のよい銘柄です。買いの対象はこれに絞るとよいでしょう。
- レシオケーターが下降から上昇へ屈折した位置を、最も重要なポイントとしてマークして買いのタイミングを見ます。
- レシオケーターが下降傾向の銘柄は、全体の銘柄(日経平均)より投資効率の悪い銘柄です。
- 日経平均の上昇・下降率と同じくらいの動きをしている銘柄のレシオケーターは横ばいになります。レシオケーターはボックス相場の「アヤ取り」よりも、市場全体が上昇に転じた局面でその威力を発揮します。
レシオケーターの作成方法(計算式)
※保有データの「その銘柄と日経平均の両方の値が入っている最過去の日付のそれぞれの値」です。
例)3664モブキャストは2012/6/27に上場しています。
上場日に値がついているので、この銘柄の最過去は2012/6/27です。
日経平均もそれ以前に値がありますので、両方の値が揃った最過去は
2012/6/27です。
ですので、6/27のモブキャストと日経平均それぞれの値を使って計算します。
執筆者紹介
伊藤正之
株式会社ストック・データバンク新宿事業所代表
手掛けた株価分析ソフト「株の達人」は、25年以上、延べ1.2万人以上の個人投資家の方々にご愛顧いただいています。(2024年5月現在)
同会員向けサイトでは、「日経平均株価の動き」等のチャート分析を活かした市況解説などでも会員の方々にご好評をいただいてます。
青木智
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)保持者
元・株式会社ストック・データバンク新宿事業所の投資コンテンツ担当。
現在はフリーランスで投資関連のコンテンツ等を手掛け、株の達人の会員サイト等にも動画や相場解説などのコンテンツを提供。
登録者数約3万人(2024年5月現在)の株の達人Youtubeチャンネルの動画も手掛ける。