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株価移動平均線の見方・使い方(2)グランビルの法則で買いパターン・売りパターンを知る

→株価移動平均線の見方・使い方(1)~移動平均線の基礎

グランビルの移動平均の法則

グランビルの法則


買いパターン・1 長い間、200日移動平均線が下降を続け横バイか少し上向きかけている局面で、株価が移動平均線を下から上に突き抜けた場合、大勢的な買いパターン(信号)です。
買いパターン・2 上昇中の200日移動平均線を上回っていた株価が、割り込んだ場合、押し目の買いパターン(信号)です。
買いパターン・3 株価が200日移動平均線の上にあり、目先の高値を付け下降に転じ、200日移動平均線の手前で再び上昇に転じた場合、押し目の買いパターン(信号)です。
買いパターン・4 下降中の200日移動平均線を株価が下回っていた状態で、さらに株価が売り込まれ下落を続け売りかれた場合、自律反発期待の短期的な買いパターン(信号)です。
売りパターン・1 長い間続いた上昇期の後、200日移動平均線が横バイになるか、少し下向きかけている局面で、株価が移動平均線から下放れした場合、基調が下降に転じる長期的な売りパターン(信号)です。
売りパターン・2 200日移動平均線が下降中であるのに、これを下回っていた株価が上回るまで急騰した場合、戻りいっぱいの売りパターン(信号)です。
売りパターン・3 株価が下降中の200日移動平均線の下にあり、同線に向かって上昇し上回る(上昇して同線を突破できない)も、再び下降に転じた場合、戻りの売りパターン(信号)です。
売りパターン・4 株価が上昇し200日移動平均線から、大きく乖離した場合、短期的に修正される売りパターン(信号)です。

移動平均線と株価位置~グランビルの法則~

移動平均線と株価位置の研究で著名なグランビルの8か条の法則をチャートで説明します。

買いパターン1

移動平均線下降後、横ばいまたは上昇し、しかも株価がこの移動平均を上抜けば買いパターン(信号)!

  1. 移動平均が大きく下降していることを確認する
  2. 続いて移動平均線が横バイとなり、若干でも上昇するのを確かめる
  3. 株価が移動平均線を上回った時が買いシグナル
  4. 追認、および確認としては出来高の増加を確認する

グランビルの法則で見る買いパターン1

買いパターン2

移動平均線が、なお上昇しているのに、株価がこの移動平均線を下回り、再び上昇して移動平均を上抜けば買いパターン(信号)!

  1. 移動平均が上昇していることを確認する
  2. 株価が移動平均を下回ったことを確かめる
  3. その後、比較的早い時期に反発、移動平均を上回ったところが買いシグナル
  4. 一般に、上昇後の一服局面に現れる型。従って移動平均が押し目の限界を示すことになるパターン
  5. 相場の上昇局面では2~5回程度現れることが多い。

グランビルの法則で見る買いパターン2

200日移動平均線が上向きで、株価は同線を割り込んだ後、早い時期に反発して移動平均線を上抜けた場面。

買いパターン3

株価が移動平均線の上にあって、移動平均線に向かって下落しながら、移動平均線を下回らず再び上昇すれば買いパターン(信号)!

  1. 移動平均線が上昇していることを確認する
  2. 株価が移動平均線の上にあり、しかも下押していることを確かめる
  3. すでに株価が相当上昇した後は追認の買いシグナルは見送りたい
  4. 逆にまだあまり上昇していない時は積極的な買いシグナルと考えたい

グランビルの法則で見る買いパターン3

このパターンの型は強い相場です。200日移動平均を下値支持線とし、さらに前回の高値を上回る上昇を続けています。
チャート上の▲では買い増しできる位置となります。

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買いパターン4

株価が移動平均線の下にあって、下落する移動平均線から大きく下回っているときは自律反発が期待できるため買いパターン(信号)!

  1. 移動平均が下降していることを確認する
  2. 株価が急激に下降を始め、移動平均と大きく離れてきたこと確かめる(大幅マイナスカイリ)
  3. 一般にマイナスカイリが20%前後から反発した時点が買いシグナル
  4. 基本的には「戻り売り」であり、下降している移動平均線接近で早めに利食いをする必要がある

グランビルの法則で見る買いパターン4

移動平均から大きく離れ一気に75日移動平均線まで戻しています。
75日、または200日移動平均突破後の陰線あたりで利食いをしておく方がよいでしょう。
その後、75日と200日がゴールデンクロス(短期線が長期線を抜く)になりそうな動きです。


売りパターン1

移動平均上昇後、横ばいまたは下降し、しかも株価がこの移動平均線を下抜けば売りパターン(信号)!

  1. 移動平均が大きく上昇したことを確認する
  2. 続いて移動平均が横バイとなり、若干でも下降するのを確かめる
  3. 株価が移動平均を下回った時が売りシグナル
  4. 移動平均としては最初13週、続いて26週を使う。従って二度売りシグナルがでる
  5. 追認、および確認のシグナルとしては出来高の減少を確認する
  6. 移動平均による売りシグナルはかなり遅効性があるため、高値を付けてから既にどのくらい下がっているか留意しておきたい

グランビルの法則で見る売りパターン1

売りパターン2

移動平均線がなお下降しているのに、株価がこの移動平均線を上回り、再び下降して移動平均線を下抜けば売りパターン(信号)!

  1. 移動平均が下降していることを確認する
  2. 株価が移動平均を上回ったことを確かめる
  3. その後、比較的早い時期に反落して再び移動平均線を下回った時が売りシグナル
  4. 一般に、下降後の反発局面にあらわれる。従って移動平均が戻りの限界になりやすい
  5. 相場の下降過程では2~5回程度あらわれることが多い

グランビルの法則で見る売りパターン2

売りパターン3

株価が移動平均線の下にあって、移動平均線に向かって上昇しながら、移動平均線を上回らずに再び下降すれば売りパターン(信号)!

  1. 移動平均線が下降していることを確認する
  2. 株価が移動平均の下にあり、しかも反発していることを確かめる
  3. そして株価が移動平均線に接近した後、反落したところが売りシグナル
  4. ただし、注意が必要なのはすでに株価が相当下降した後に、このパターンが出た時は追認シグナルとして理解するにとどめる。

グランビルの法則で見る売りパターン3

売りパターン4

株価の上昇があまりにも急で、しかも上昇している移動平均線よりもずっと上に離れている場合には、移動平均に向かう短期的な反落が予想される。一般に言う「吹き値売り」局面!

  1. 移動平均が上昇していることを確認する
  2. 株価が急激に上昇し始め移動平均と大きく離れてきたことを確認する
  3. 仮にプラスカイリが大型株で30%、小型株で40%~50%を超えるようであれば反落したところが売りシグナルになる
  4. さらに上昇するようであればナンピン売り上がりを行う
  5. このケースは持株を売り上がって行く場合に有効

グランビルの法則で見る売りパターン4

移動平均線について理解できましたか?
グランビルの法則を週足チャート13週移動平均線を中心に説明してみました。
ここでは週足を使ってみましたが、もちろん月足チャートで株価位置をみたり、日足チャートで目先の動きをみることが必要になります。
実際のチャートは、テキスト通りに動くとは限りませんが、シンプルな見方として知っていることは大切です。

→株価移動平均線の見方・使い方(1)~移動平均線の基礎

◆執筆者紹介◆
伊藤正之
株式会社ストック・データバンク代表
手掛けた株価分析ソフト「株の達人」は、25年以上、延べ1万人以上の個人投資家の方々にご愛顧いただいています。(2021年1月現在)
同会員向けサイトでは、「日経平均株価の動き」等のチャート分析を活かした市況解説などでも会員の方々にご好評をいただいてます。


青木智
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)保持者
元・株式会社ストックデータ・バンクの投資コンテンツ担当。
現在はフリーランスで投資関連のコンテンツ等を手掛け、株の達人の会員サイト等にも動画や相場解説などのコンテンツを提供。
登録者数2.25万人以上(2021年1月現在)の株の達人Youtubeチャンネルの動画も手掛ける。


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