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株価移動平均乖離率(株価カイリ率)の見方・使い方(1)

株価移動平均乖離率(カイリ率)とは、移動平均線と、現在の株価がどれだけかけ離れているかを数値化したものです。すなわち移動平均値が上昇中であるか下降中であるかは全く考慮せず、株価と移動平均値のカイリ率だけを問題にします。移動平均に対する大幅なカイリ現象はやがて必ず修正されるという経験法則に基づいています。

デイトレーダーやテクニカル分析による投資家が利用する数値で、個々の銘柄には、カイリ率が、ある一定程度に達すると下がっていた株価が上昇したり、上がっていた株価が下落したりするという傾向があり、これを元に売買タイミングをつかむことが可能になります。

例えば、株価が移動平均線よりも下にあるとマイナスの数値になりカイリ率が大きくなるほど、割安感から買いが入りやすいという傾向があります。また、株価が移動平均線よりも上にあるとプラスの数値になりカイリ率が大きくなるほど、割高感から売りが入りやすいという傾向があります。

東証1部の主要銘柄の場合は、5日移動平均線の場合には±10%、25日移動平均線の場合は±20~30%で株価が上がりすぎ、または株価が下がりすぎだと、一般的には判断されます。ただし、個別銘柄の場合、その発行済み株式数や浮動株の割合によって、極端なばらつきが見られます。

図は、東証1部 千代田化工建設(6366)の日足チャートです。この銘柄は、25日移動平均線を中心にプラスマイナス20%以上カイリすると反転しています。

カイリ率の見方・使い方をチャートで解説

カイリ率の作成方法(計算式)

当日の株価(終値)から当日の移動平均値を差し引き、当日の移動平均で割ります。 たとえば、移動平均の日数を25日とします。

計算式

カイリ率の使用日数

日足  25日  75日
週足  26週

カイリ率の買いパターン・売りパターン

買いパターン(信号)
売りパターン(信号)
指標が0線を下から上へ越えた
買いサイン
指標が0線を上から下へ抜けた
売りサイン
0線より下で指標の底が徐々に上昇している
買いサイン
0線より上で指標の山が徐々に下がっている
売りサイン
指標が-10%以下に下がった
買いサイン
指標が+10%を越えた
売りサイン

→株価移動平均乖離率の見方・使い方(2)

◆執筆者紹介◆
伊藤正之
株式会社ストック・データバンク代表
手掛けた株価分析ソフト「株の達人」は、25年以上、延べ1万人以上の個人投資家の方々にご愛顧いただいています。(2021年1月現在)
同会員向けサイトでは、「日経平均株価の動き」等のチャート分析を活かした市況解説などでも会員の方々にご好評をいただいてます。


青木智
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)保持者
元・株式会社ストックデータ・バンクの投資コンテンツ担当。
現在はフリーランスで投資関連のコンテンツ等を手掛け、株の達人の会員サイト等にも動画や相場解説などのコンテンツを提供。
登録者数2.25万人以上(2021年1月現在)の株の達人Youtubeチャンネルの動画も手掛ける。

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