どの価格帯に多くの出来高ができたか一目でわかり、高値圏で大商いができた場合は『シコリ』になることが多く、それ以上の出来高が必要になります。この場合は信用残も併せて見ると更に有効です。
株価が売られる過程で出来高が増加し、下値に多くの出来高ができているので価格帯がある場合は、その下値に多くの買いが入っていることを示しますので、それ以上安くなる心配は薄れます。ここの位置で出来高が増加するとで、底値固めになることがわかります。日足より週足がより有効です。

価格帯レシオ(価格帯別出来高グラフ)で日足チャートを見てみますと、1300円台で多くの出来高ができたことがわかります。次に出来高が集中した価格帯は、1100円前後でであることが一目でわかります。この分析方法は1300円前後で買った方が多いことで、この価格帯で買った人は、7月以降に損失が発生しています。1200円前後で買った方はトントンです。1300円の価格帯に出来高が集中した為、この価格帯までの戻りは期待できません。株価は、出来高の集中した1100円前後まで下回る心配があります。この1100円の価格帯をさらに下回ると上値の抵抗帯になります。

週足の価格帯レシオ(価格帯別出来高グラフ)では、06年以降の900〜1000円前後の高値圏から価格帯別ラインが細かくなり大量の出来高が集中したことがわかります。その次に出来高が集中した価格帯が800円前半であることが一目でわかります。
この分析方法は900円前半で買った方が多いことで、この価格帯で買った人は損失が発生しています。株価は、800円前後で買った水準まで売られると見られます。900円の価格帯に出来高が集中した為、この価格帯までの戻りは期待できません。また、800円前半で買った方もトントンの位置にあり、この価格帯を維持するには出来高の増加が見込めないとさらに出来高が集中した価格帯まで下がる心配があります。下回ると上値の抵抗帯になります。テクニカル分析の他に需給関係の見えない価格帯から株価動向を見ようとする指標です。

日足チャートで見てみますと、2008年12月から1月にかけて一度出来高は増加しています。この出来高が、価格帯別には300円弱で出来ていることがわかります。ここで注目したいのは、5月以降の出来高増加から、1月の300円前後の高値を上抜いたことです。上値に売り物が多い場合は、なかなか上値を抜けない場合がありますが、この価格帯の売り物をこなして上抜いたことです。6月前半の出来高も増加していますが、6月後半にさらに出来高が増加したことによって株価が上昇しています。大きな出来高の価格帯をこなして株価が上昇するチャートは上昇基調に転換したチャートと見ることができます。価格帯別には上値追いをしていると見ます。