騰落レシオは通常、東証一部全銘柄を対象に値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率から繁閑度を見ようとする指標です。
短期的指標であり、一般的に10日間の変化率を使用します。
一定期間を区切って、その間、毎日の値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割って求めます。
騰落レシオ100%の水準では値上がりと値下がりが同数で、110%では値上がり銘柄が値下がり銘柄より10%多く、90%であれば値下がり銘柄が10%多いことを示します。
また下降相場においては天井発見に優れ、上昇相場では底値発見に優れているといえます。ここ数年の下降相場では目先の天井発見をみる指標として活用できます。
例えば使用日数を参考に25日と設定します。
(25)日間の値上がり銘柄数合計を(25)日間の下がり銘柄数合計で割って求めます。
日足 25日
週足 13週

市場の繁閑度を見る25日騰落レシオは、3月末に147ポイントをつけました。通常、騰落レシオがピークを付けて下がると、株価も調整してくるものですが、今回は、株価は25日移動平均線を上回った状態を維持し、上昇基調を続けています。このような動きは、90年以降、初めてではないかと思います。騰落レシオが下がる事は、値下がり銘柄が増えていることを示していますが、値下がり銘柄が増えても、株価が25日移動平均線を上回っているのは、強いのか、高値警戒なのか、もうしばらく動きを見る必要があります。
チャート的に、25日移動平均線が上向き、75日移動平均線が上向きで株価が上回っている間は上昇基調継続となります。25日移動平均線が横這い、または下向きになって株価が下回ってこなければ基調は変化したとは判断できません。
今期予想が出揃っても、25日移動平均線が上向きで、株価が75日移動平均線以上で推移してくるようであれば、業績は折り込まれたと判断できます。 株価が上昇を継続するには、株価が12400円以上に値上がりすると、13000円〜13500円まで大幅に上値余力を作ります。
新値更新した場合、12400円を上回るか同かが上値余力を上げてくるポイントになります。12400円以下で推移する場合は、12000円台が高値形成ゾーンになります。75日移動平均線を下回ってくるようなことになると、下降転換したと判断できます。現在は、どちらの状況でもなく様子を見る状況判断の時期です。