RCIの見方・使い方
RCI(Rank Correlation Indexの略)は、統計学では、「スピアマンの順位相関係数」と呼ばれています。
ある期間内の株価(終値)に上昇順位をつけ、その期間の日数との相関関係を指数化したもので「上がり始め」「下がり始め」の時期とタイミングを捉える指標です。
また株価の動きと日柄(日数)を重視することから、計算日数を相場の動きに応じて変更させるとより効果を発揮します。
→RCIの売買信号の目安
→RCI の見方
→RCIの使用日数
→RCIの作成方法
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◆ RCIで見る売買シグナルの目安
<買いシグナル>
マイナス95以下からの反発・・・底値圏からの出直り
マイナス80以下がマイナス80以上になる・・・上昇転換
その他マイナスゾーンでの反発・・・下降傾向の停止
<売りシグナル>
プラス95以上からの反落・・・天井圏からの反落
プラス80以上がプラス80以下になる・・・下降転換
その他プラスゾーンでの反落・・・上昇傾向の停止
実践で活かす分析方法として、短期線、中期線、長期線のクロスや転換で売買タイミングを判断できます。
・短期線・・・ 9週線(ほぼ2ヶ月線)
・中期線・・・13週線(ほぼ3ヶ月線)
・長期線・・・18週線(ほぼ4ヶ月線)
*株価の動きは「小回り3ヶ月」とか「足かけ3ヶ月」といわれ、3ヶ月ぐらいの上昇と下降が転換期となりやすく、13週線を挟んだ2本の線を組み合わせ売買タイミングを判断します。
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◆ RCI の見方・使い方
ゴールデンクロスとデッドクロス
- 9週線が13週線を下から上へ突き抜けるとゴールデンクロスの買い信号となります。逆に9週線が13週線を上から下へ突き抜けますとデッドクロスの売り信号となります。
- 18週線が下向きから上向きになると上昇転換、逆の場合を下降転換とみます。
- 9週線が13週線を下から上へ突き抜けた場合を試買い、13週線が18週線を下から上へ突き抜けた場合を買い、18週線が下向きから上向きに転換した場合を買増しと判断します。
- 逆に9週線が13週線を上から下へ突き抜けた場合を試売り、13週線が18週線を上から下へ突き抜けた場合を売り、18週線が上向きから下向きに転換した場合を売下りと判断します。
+100で天井圏、-100で底値圏
- 9RCIは基本的に「0」ゼロポイントを中心にマイナス100ポイントとプラス100ポイントの200ポイントの中で動きます。チャートの読み方は、マイナス100ポイントに近づくほど底値圏、逆にプラス100ポイントに近づきますと天井圏と判断します。
- 株価が2〜3倍ぐらいに上昇した場合は、計算日数(週数)によっては、プラス100ポイントを横ばいすることもあります。逆に大きく連続的に下げ続けた場合マイナス100ポイントを横ばいします。
- この時、プラス100ポイントを横ばいの場合は売りの待ち、マイナス100ポイントを横ばいの場合は買いの待ちとなります。
RCI9・42日線、13・26週線の組み合わせで見る買いポイント
- RCI9日線、42日線と13週線、26週線との組み合わせで見る買いの方法もあります。
- RCI13週線、26週線が上向きであることを確認し、RCI9日線が反転する安値を買う。
- RCI13週線が横ばいの時、RCI42日線が3日間連続してマイナスゾーンの低い位置から上昇した場合を買いとする。もちろん、RCI13週線が上向きの場合も同じです。
(注)3日間連続して上昇しても、RCI13週線が下降傾向の時は買いに入るには早すぎます。
RCIの9日線、9・18週線の組み合わせで見る売りポイント
- RCIの9日線やRCI9週線と18週線との組み合わせで売り場を見つける方法もあります。
- 9日線がプラス50以上で反落した時は試しの売りとなります。(未だ株価は上昇中ですが、上昇傾向に変化が出てきた。)
- 9日線がプラス95以上の時も試しの売りとなります。
- プラスゾーンで9週線と18週線がともに反落したら売りとなります。(天井通過の可能性が高い。)
- 18週線がプラス90以上になったあと反落しますと売りとなります。(中期的にも高値をつけた場合が多い。)
RCI9・13・18週線と13週移動平均線の組み合わせで見る買いポイント
RCI9週線、13週線、18週線と13週移動平均線を組み合わせることにより、より一層売買タイミングが判断しやすくなります。
*売買タイミングの先行性からみる見方(買いの場合)
- RCI9週線が13週線をゴールデンクロス(試し買い)
- RCI13週線が18週線をゴールデンクロス(買い)
- RCI18週線が下向きから上向きに転換(買い増し)
- ローソク足(株価)が13週移動平均線をゴールデンクロス(上昇転換)
の順番で完全に上昇エネルギーがついたかが確認できます。
RCI9・13・18週線と13週移動平均線の組み合わせで見る売りポイント
RCI9週線、13週線、18週線と13週移動平均線を組み合わせることにより、より一層売買タイミングが判断しやすくなります。
*売買タイミングの先行性からみる見方(売りの場合)
- RCI9週線が13週線をデッドクロス(試し売り)
- RCI13週線が18週線をデッドクロス(売り)
- RCI18週線が上向きから下向きに転換(売り下り)
- ローソク足(株価)が13週移動平均線をデッドクロス(下降転換)
の順番で完全に下降エネルギーがついたかが確認できます。
RCI9・13・15週線の組み合わせで見る売買ポイント
RCI9週線、13週線、15週線を組み合わせで、保合いゾーンでの売買タイミング判断がしやすくなります。
- RCI9週線は下降したもののマイナス50ポイントまで下げず、13週線が15週線をゴールデンクロスした場合は押し目買いとなります。
- 9週線が13週線をプラス50ポイント以内で、デッドクロスした場合は、上昇エネルギーの不足とみて売り場探しとなります。
- 株価は上昇途中ではいったん保合う場面があります。ここでは判断に迷いが出やすい時ですが、RCI13週線が15週線をゴールデンクロス時点(もしくはクロスする手前)であることがよくあります。この時の判断は、押し目買いと見た方がよく、株価は一服(ふるい落とし)したあとさらに上昇することが多く、ここからの上昇幅が大きいことがよくあり、いちばん値幅のとれるポイントでもあります。
- 「保合いゾーン」とは、RCIの中立ゾーン(ゼロ・ポイント)からプラス50ポイントとマイナス50ポイントの上下100ポイントの中でもみ合い状態となり、上昇か下降か判断しづらいゾーンのことです。
RCI13・15週線の組み合わせで見る買いポイント
RCI13週線と15週線との陽転のポイントについてまとめてみましょう。
- マイナス50〜マイナス100のゴールデンクロス(底値圏の陽転)
- マイナス49〜プラス50のゴールデンクロス(保合い圏の陽転)
- プラス51〜プラス100のゴールデンクロス(警戒圏の陽転)
陽転でも3パターンあり、それぞれのポイントにより株価水準が異なりますので、どのポイントで投資するか判断する必要があります。もちろん、銘柄によって値動きが異なりますので週数は多少変えて見ることも必要です。
RCI13・15週線の組み合わせで見る売りポイント
RCI9週線と13週線との陰転のポイントについてまとめてみましょう。
- マイナス49〜プラス50のデッドクロス(保合い圏の陰転)
- プラス51〜プラス100のデッドクロス(天井圏近辺の陰転)
陽転でも2パターンあり、それぞれのポイントにより株価水準が異なりますので、どのポイントで投資するか判断する必要があります。もちろん、銘柄によって値動きが異なりますので週数は多少変えて見ることも必要となります。
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◆ RCIの使用日数
日足−短 期 5日 9日 13日
日足−中長期 18日 22日 45日 75日
週足 9週 13週 26週 42週
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◆ RCIの作成方法(計算式)
計算日数を5日間、株価が下記の終値を付けたとして株価の上昇順位を算出します。
上位順位を出したら日数から上昇順位を引いた数字を算出します。
当日のRCI(順位相関指数)
| |
当日 |
1日前 |
2日前 |
3日前 |
4日前 |
| A:日数(日) |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
| B:終値(円) |
700 |
750 |
780 |
750 |
800 |
| C:上位順位(位) |
5 |
3.5 |
2 |
3.5 |
1 |
| 差異(A-C) |
-4 |
-1.5 |
+1 |
+0.5 |
+4 |
1日前と3日前の終値はどちらも750円なので、順位は平均値の3.5位とします。

d=(−4)2+(−1.5)2+(1)2+(0.5)2+(4)2
RCI={1−〈6d÷5(52−1)〉}×100
この場合の当日のRCI(順位相関指数)は、−77.5 となります。

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