ATRの見方・使い方
ATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)とは変動率(ボラティリティ)を表す指標で、ボラティリティを確認に使用されています。
ATRの見方は?
ATRが上昇することでボラティリティが高くなっていると判断し、ATRが下降することでボラティリティが低くなっていると判断します。
ボラティリティとは株価が動く大きさのことを意味しています。つまりATRは株価が上昇トレンド、下降トレンドそれぞれの局面における勢いの強さを判断することができる指標といえます。
株価が上昇トレンドにある場合
ATRが上昇している→株価が上昇する勢いが強く、短期的には買い持続の状態
ATRが上昇から下降に転換→株価上昇の勢いが弱まり、下降トレンドに転換の可能性
株価が下降トレンドにある場合
ATRが上昇している→株価が下降する勢いが強く、短期的な下げが持続
ATRが上昇から下降に転換→株価下落の勢いが弱まり、反発の可能性
ATRの作成方法(計算式)
ATR=TRのN日移動平均
TR(トゥルー・レンジ)
・ 当日高値-当日安値
・ 当日高値-前日終値
・ 前日終値-当日安値
以上のうち値が最大のもの
ATRの使用日数
日足 14日
執筆者紹介
伊藤正之
株式会社ストック・データバンク新宿事業所代表
手掛けた株価分析ソフト「株の達人」は、25年以上、延べ1.2万人以上の個人投資家の方々にご愛顧いただいています。(2024年5月現在)
同会員向けサイトでは、「日経平均株価の動き」等のチャート分析を活かした市況解説などでも会員の方々にご好評をいただいてます。
青木智
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)保持者
元・株式会社ストック・データバンク新宿事業所の投資コンテンツ担当。
現在はフリーランスで投資関連のコンテンツ等を手掛け、株の達人の会員サイト等にも動画や相場解説などのコンテンツを提供。
登録者数約3万人(2024年5月現在)の株の達人Youtubeチャンネルの動画も手掛ける。