東P 8593 三菱HCキャピタルのリクエスト分析

「先行き不透明な経済情勢の中、安定した高配当・増配銘柄として注目しています。中長期目線での分析をよろしくお願いいたします。」と、リクエストいただきました。

それでは、週足チャートを見てみましょう。

上昇傾向だった相場から今年9月大きく調整。その後も、自律反発の動きは限定的で9月の高値から大きく大陰線を引いた安値の半値653円も未だ回復できず戻りは鈍い状態です。

中期的な売買の指針である13・26週移動移動平均線も株価は下回っていることで、戻り売りの圧力に警戒が必要です。前述の653円を回復してくれば上方向への流れが出てくる可能性はありますが、目先下値を試す展開となれば、9月安値618円が視野入りします。

業績に関しては、通期予想に対する進捗が良いのは高評価ですが、短信でも述べられているように、外部余韻の不安定さから通期予想は据え置きとなっています。
配当は増配となり31円となっていますが、目先株価が50週線(橙色)近くまで調整することがあれば配当分の資金は軽く飛んでしまいます。
エントリータイミングの見極めが必要です。
下げるか再上昇するか、様子を見るべき局面でしょう。

キャピタルゲインよりもどちらかといえばインカムゲインを重視するということであれば、下げ止まりを確認してから望まれるとよいかと思います。

9日のRSIとその5日平均を見てみますと現在は両線とも下向きです。
過去の反発局面なども参考に、V字に反発の動き見せたようなところを狙ってみてはいかがでしょうか。

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