RSIとボリンジャーバンドを組み合わせた売買手法
RSIは、直近の一定期間において値上がり幅と値下がり幅の合計から値上がり幅の割合を示した指標で、株価の売られすぎ、買われすぎが判断できます。
そのRSIと株価の勢いの変化や反転の目安、方向を判断できるボリンジャーバンドを組み合わせた売買手法です。
RSIにボリンジャーバンドを加えると精度が高まり、底打ちのポイントがより明確になります。また、RSIと組み合わることで、ボリンジャーバンドではわからない、株価の変動幅による売られすぎという要素も加わるため、下げ止まりの確認などの精度を高めることができます。
RSIが30%以下の底打ちのポイントを捉えた後に、上昇していき50%を上回ってくると同時に、ボリンジャーバンドも拡大しながら上昇していることがわかります。
このようにRSIとボリンジャーバンドを組み合わせることで、底打ちだけでなく、その後の上昇の継続性も同時に判断することができます。
これは視覚的にも大変わかりやすいので、お勧めの組み合わせとなります。
※それぞれの指標について、詳しくはコチラをご覧ください。
→RSIの見方・使い方
→ボリンジャーバンドの見方・使い方
売買ポイントの目安
買いポイント
株価がボリンジャーバンドの-2σ以下まで下落
同時にRSIが30%以下にあるのを確認してエントリー
利益確定の目安
株価がボリンジャーバンドの+2σに到達
またはRSIが70%以上になった場合
注意点
RSIとボリンジャーバンドを組み合わせることで、精度を高めることができますが、それでも上昇転換できずに下落してしまう場合もあります。
下図のように、ボリンジャーバンドが底値から反発した後に、バンドの上限付近で上値が重くなり、バンド拡大できずに反落した場合は、注意が必要です。
その際に、RSIも50%以上で推移できずに下がってきた場合は、再び下降トレンドに転換した可能性が高くなるので、手仕舞いなどの判断も必要となります。
RSIが50%以上の状態で推移できない場合、小反発程度で上昇が終わってしまい、その後は安値を切り下げて下降トレンドとなってしまうことがあるので、注意してチャートを確認しておきましょう。
※動画が見られない方は https://youtu.be/gBXdKK4RzUA をご覧ください。
執筆者紹介
伊藤正之
株式会社ストック・データバンク新宿事業所代表
手掛けた株価分析ソフト「株の達人」は、25年以上、延べ1.2万人以上の個人投資家の方々にご愛顧いただいています。(2024年5月現在)
同会員向けサイトでは、「日経平均株価の動き」等のチャート分析を活かした市況解説などでも会員の方々にご好評をいただいてます。
青木智
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)保持者
元・株式会社ストック・データバンク新宿事業所の投資コンテンツ担当。
現在はフリーランスで投資関連のコンテンツ等を手掛け、株の達人の会員サイト等にも動画や相場解説などのコンテンツを提供。
登録者数約3万人(2024年5月現在)の株の達人Youtubeチャンネルの動画も手掛ける。
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