MACDとRSIを組み合わせた売買手法
株価の底打ちや上昇転換のポイントを判断できるMACDと、買われすぎや売られすぎを判断するRSIを組み合わせて活用するテクニックをご紹介します。
	  
	  MACDの一般的な売買シグナルは、マイナス圏の低い位置でゴールデンクロスしたら買い、プラス圏の高い位置でデッドクロスしたら売りと見ます。
	  MACDは移動平均線がベースとなっており、本来は株価の動きの変化を捉えるための指標です。そのため、株価の売られ過ぎや買われ過ぎといった過熱感は判断することができません。
	  そこでオシレーター指標の一つであるRSIを組み合わせるのがおすすめです。 
RSIとは、直近の一定期間において終値ベースで上昇変動と下落変動のどちらの勢いが強いのか計測しようとする指標です。
直近n期間の各時点における終値ベースの変動幅、つまり、上昇幅の累計と下落幅の累計を合計し、そのうち上昇幅の累計が全体の何%を占めているのかを示しています。
一般的にはRSIが70%以上であれば買われすぎ、逆にRSIが30%以下であれば売られ過ぎであると判断します。 
MACDに、このRSIを組み合わることで、買いシグナルの精度を高めることができます。
MACDもオシレーター指標に分類されますが、株価の買われすぎや売られすぎを判断することができません。そこをRSIによって欠点を補完することができ、勝率を高めることができるのです。
 
※それぞれの指標について、詳しくはコチラをご覧ください。
	  →MACDの見方・使い方
	  →RSIの見方・使い方
	
買いポイント
- 株価が下落し、14日RSIが20%以下になったのを確認する
 - その後にMACDがゴールデンクロスしたらエントリー
 
※RSIの20%以下とMACDのゴールデンクロスは同時には起こりにくく、多くの場合、RSIが20%以下になった後に、MACDが遅れてゴールデンクロスとなります。
	またRSIは一般的に30%以下で売られすぎと判断しますが、MACDと組み合わせる場合は、20%以下とする方が精度が高くなります。
利益確定の目安
MACDがデットクロスする、または14日RSIが80%になった場合 

※動画が見られない方は https://youtu.be/H0sB8jeDepE をご覧ください。
執筆者紹介
伊藤正之
株式会社ストック・データバンク新宿事業所代表
手掛けた株価分析ソフト「株の達人」は、25年以上、延べ1.2万人以上の個人投資家の方々にご愛顧いただいています。(2024年5月現在)
同会員向けサイトでは、「日経平均株価の動き」等のチャート分析を活かした市況解説などでも会員の方々にご好評をいただいてます。
青木智
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)保持者
元・株式会社ストック・データバンク新宿事業所の投資コンテンツ担当。
現在はフリーランスで投資関連のコンテンツ等を手掛け、株の達人の会員サイト等にも動画や相場解説などのコンテンツを提供。
登録者数約3万人(2024年5月現在)の株の達人Youtubeチャンネルの動画も手掛ける。
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