損切りは早く利食いは遅くするチャートの見方

本日は、順張りトレードの鉄則として、利食いは早く、損切りは遅くとよく言われます。しかし、実際には心理的抵抗があるため実行するのは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。この格言を実行するためのチャートのポイントを見ていきましょう。

トレードをしていくと、損失は認めたくないが、利益は確実にしたいという欲求が必ず起こります。これは、人間の心理として、避けることのないものです。そのため、株価の値動きだけを見ていては、結果的に損切りが大きくなり、利益が小さくなっていきます。

株価が上昇した後からみれば、持っていればよかったと言うことはできますが、実際にその時には利益を無くすかもしれない恐怖感で、早くに売ってしまいます。損切りを早くできる方は多いと思いますが、問題は利益を伸ばして持ち続けるということが難しいのです。

これは、最近上昇が続く任天堂のチャートです。

移動平均線の傾きが上向きで、上昇が続いているにも関わらず、高値圏だと感じてしまうのは、目先の利益が減ってしまうかもしれないという心理的な理由からです。転換足は、赤が続くかぎり株価の方向は上昇するという意味ですが、トレンドフォローというのは、上昇が続く限り持ち続けて、利益伸ばさないかぎり、トータルでプラスにすることはできません。

この任天堂に関しても、結果的に後から見れば、持っていればよかったとなりますが、実際は持ち続けることができずに、早めに利食ってしまった方も多いのではないでしょうか。人間の心理と逆の売買をするには、一目でわかるようなチャートで客観的に判断できるようにならなければいけません。本日は、このようなポイントを動画で解説いたしましたので、ぜひご覧ください。