東証1部 8897タカラレーベンのリクエスト分析

「2017年1月27日に647円で4000株購入しています。助かりますでしょうか?」と、リクエストいただきました。

それでは、週足チャートを見てみましょう。

長く下降トレンドが続きましたが下げ止まり、50週移動平均線(橙)を5週(桃)・13週(緑)移動平均線が上抜けしてきたことにより、底値固めからの立ち上がり傾向が見られます。

5月の決算発表時に、今期の年間配当を3円増配との報や、20年3月期の収益回復見通しを評価する動きが材料視されたことも下支え要因となりました。

今後は、立ち上がってきた右肩上がりの5週~13週移動平均線などを下値支持線に
上昇トレンドを形成していくことができるかに注目です。

2017年1月に647円で保有されているとのこと。
現在立ち上がりの初動段階ですので、買値まで短期的に急騰するようなことは考えづらいです。

現物で保有されているようですので、今後上昇トレンドの形成を確認できるようであれば、トレンドを維持している間は戻りをじっくり待ってみるのもよいと思います。

ただ、長らく下降トレンドが続いたことで、図に引いた補助線付近では戻り局面で段階的に売りものが台頭することも考えられますので注意が必要です。

再度の急落に備えることを考えるのであれば、戻り高値ではポジション調整(持高を少し減らす)を考えるもの一考です。

一目均衡表を見てみますと、転換線が基準線をゴールデンクロスし、株価は雲の上限に差し掛かっています。今後、この一目の雲を突破できるのかも合わせて見ていきましょう。

カテゴリー: チャート分析 パーマリンク