決算発表時期にお勧めな好業績・高ROEで割安な優良株を見つける方法

決算発表シーズンは、それまであまり注目されていなかった銘柄が、好決算をきっかけに大きく買われることがあります。特に、増収増益に加えて業績の上方修正、自社株買い、増配などを発表すると、企業への評価が一気に高まり、株価が大きく上昇するケースも少なくありません。こうした決算発表で注目されやすい銘柄には、いくつか共通する特徴があります。

まず注目したいのが、もともとの業績が好調であることです。通期業績で前期比増収増益を見込んでいる企業であれば、事業そのものが成長基調にある可能性が高くなります。

さらに、PERが低く割安感があり、ROEが高い銘柄であれば、好材料をきっかけに改めて評価される余地も大きくなります。

一例として、インソース(6200)では、決算発表とあわせて自社株買いや増配が発表され、株価がギャップアップして上昇する動きが見られました。業績についても第3四半期累計で増収増益となっており、好調な業績に加えて株主還元策が評価された形です。

そもそも、自社株買いや増配を積極的に実施するためには、ある程度安定した利益や財務的な余力が必要です。自社株買いは、発行済み株式数を減らすことで1株当たりの価値を高める効果が期待できるほか、自己資本の圧縮を通じてROEの改善につながる場合もあります。また、増配は株主への利益還元を強化する施策であり、配当利回りの上昇によって投資家からの注目が高まることもあります。

そのため、決算発表で好材料が出そうな銘柄を探す際には、単純に直近の業績だけを見るのではなく、「増収増益」「割安性」「資本効率」「株主還元」といった複数の観点から企業をチェックすることが重要です。

具体的な目安としては、売上高、経常利益、純利益がそれぞれ前期比で5%以上増加している企業に注目する方法があります。売上だけではなく利益もしっかり伸びている企業に絞ることで、より内容の良い増収増益企業を探しやすくなります。

割安性を見るうえではPERも重要です。例えばPER15倍以下をひとつの目安にすると、業績が伸びているにもかかわらず、株価の評価がまだそれほど高くない銘柄を探すことができます。

もちろん、PERが低いという理由だけで株価が上昇するわけではありません。しかし、増収増益で成長が続いているにもかかわらずPERが低い場合、好決算や上方修正、自社株買い、増配などをきっかけに割安感が見直される可能性があります。

さらに注目したいのがROEです。ROEは自己資本を使ってどれだけ効率よく利益を生み出しているかを見る指標で、企業の資本効率を判断するうえで重要です。

ひとつの目安としてROE10%以上の企業に注目すると、比較的資本効率の高い企業を絞り込みやすくなります。ROEは国内外の機関投資家も重視する指標のひとつであり、業績の成長性や割安性とあわせて確認しておきたいポイントです。

決算発表シーズンは、これまで株価があまり動いていなかった優良株が見直されるきっかけになりやすい時期です。増収増益だけで判断するのではなく、PERやROE、株主還元姿勢、出来高なども組み合わせながら、まだ市場で十分に評価されていない銘柄を探してみるとよいでしょう。

今回はこのような決算発表時期に向けた増収増益・高ROE・割安な優良株を見つけるポイントを動画で解説していますので、ぜひご覧ください。