勝率を高めるRCIの実践的な見方

日経平均株価は27,000円手前で上値が重くなっており、個別株も軟調な動きとなってきています。今回はトレードの勝率を高めるRCIの実践的な見方を解説いたします。

RCIは株価の動きを把握するためには、非常に有効性のある指標です。特に株価が下がったポイントの下げ止まりを判断する際に有効です。計算方法は一定期間の株価の価格順位と日付の経過日数との相関係数から求めます。株価の過去の高安、値幅といったものは考慮されていませんので、どの銘柄の値動きにも合いやすいのも特徴です。

このチャートパターンでもわかりますように、RCIが上下に大きく動く中で、株価の動きも押し目を形成しながら上昇していることがわかります。またRCIの特徴として、下落調整期間が長めの深い押し目を付ける場合は-80%まで下落しており、下がりきっていますが、押し目が浅い場合は-50%付近でV字に切り返していることがわかります。また同時に転換足を見ますと、RCIが底値圏のところから赤に陽転して上昇しており、押し目のタイミングを的確に捉えています。

このように、売買タイミングを捉える際には、ローソク足や移動平均線だけでなく、転換足も見ていくと、勝率を一段と高めることができます。今回はこのようなRCIのポイントを動画を解説いたします。