株価の動きに惑われないための転換足の見方

日経平均株価は27,000円に迫る勢いで上昇しており、個別株も連れ高する形で買われてきています。そこで今回は転換足を使った株価の値動きに惑われないための見方を解説いたします。

多くの個人投資家は、必ずローソク足を見て売買をしています。しかしながら上昇トレンドの際にローソク足の陽線が毎日続いてわかりやすく上昇すればよいのですが、実際はそのようなことは決してありません。多く場合は、小刻みな陰線や陽線を繰り返しながら、少しづつ上昇していきます。その毎日の陰線と陽線の繰り返しが、心理的に惑わされてしまう大きな要因となっています。

株の達人のオリジナルである転換足は、株価の方向性を導き出すことによって、上昇なら赤、下落なら青と視覚的に判断しやすくした指標です。そのため転換足が赤の上昇を示している時であっても、ローソク足では陰線になることがありますが、方向性が上昇であれば、そこでしっかりと持ち越しをするという判断ができます。

転換足は株価が下落しても、上昇の方向性が変わらなければ、赤の足が連続するように計算されています。そのためローソク足のように、陰線や下ヒゲで判断に迷うことがなくなります。また転換足は必ず上昇トレンドの状態で買いの判断をするということが非常に重要です。下降トレンドの状態では、転換足の赤が連続していきません。

このように普段のローソク足に転換足の要素を取り入れることで、売買判断の迷いが軽減できるようになります。今回はこのようなポイントを動画で解説いたしましたので、ぜひ御覧ください。