一目均衡表の転換シグナル 三役好転と三役逆転

日経平均は下落調整の動きとなっており、個別株も不安定な動きとなってきています。そこで今回は、トレンドを判断する方法として非常に有効な一目均衡表の三役好転と三役逆転を解説いたします。

一目均衡表の転換シグナルとしても、もっとも有名なのが三役好転と三役逆転です。現在のようにトレンドが転換しつつある銘柄が増える中で、現状の株価の状態を知る上で非常に参考となります。

一目均衡表の三役好転とは、1.転換線が基準線よりも上にある、2.遅行スパンが日々線を上回っている、3.株価が雲を上抜けている、という3つの条件がそろうと、そこから株価は上昇基調に転換します。またこの逆パターンとしては三役逆転があり、株価が下がりやすい下降基調のパターンとなります。

このチャートパターンでもわかるように、三役は同じ時期に条件が揃うのではなく徐々に一つづつ転換してきます。多くの場合は、一目均衡表の雲を最終的に上抜けることが最後の条件となることが多いです。

また現在のトレンドを知る上でも、三役好転している銘柄と三役逆転している銘柄では、まったく上昇の強さが違うため、市況が不安定なときほど、銘柄選びをする上で参考になります。今回はこのような一目均衡表の三役好転、三役逆転について詳しく解説いたしました。ぜひご覧ください。