今回は株の達人で見ることができる、オリジナルのテクニカル指標「転換足」を使い、上昇トレンドが継続しやすい銘柄の特徴や、指標の具体的な見方について解説いたします。
転換足とは、株価の短期的な方向性を色(赤・青)で視覚的に示す、非常に判別しやすい指標です。上昇局面では赤、下降局面では青で表示され、色の連続性や切り替わりのタイミングを確認することで、相場の流れを直感的に捉えることができます。
この転換足は、単独で見るだけでなく、75日移動平均線や25日移動平均線といったトレンドの方向を合わせて確認することで、より信頼性が増します。たとえば、移動平均線が上向きで上昇トレンドにある場合は、転換足の赤色が長く継続しやすく、逆に横ばいあるいは下向きの場合は色の切り替わりが頻繁になり、トレンドが不安定な状況と判断できます。
さらに、銘柄選定の際には、過去1年以内に高値を更新している銘柄、あるいは上場来高値を更新している銘柄に注目すると、上値の重さが少なく、トレンドが続きやすい傾向があります。特に小型株においては、一方向に買われやすい特徴があるため、転換足と併用してチェックすることで、効率的なエントリー判断が可能です。
また、転換足の赤が再び出現したポイント、すなわち青から赤へ切り替わった場面は、短期的な押し目を狙う好機でもあります。特に高値更新後に赤が続いている銘柄は、すでに強いトレンドに乗っている可能性が高いため、エントリーの判断がしやすくなります。
株の達人では、こうした赤が連続している強い上昇トレンド銘柄を自動的にグループ化しており、「スイング強い上昇銘柄」といったテーマ別の分類で簡単に抽出できます。さらに、「新高値銘柄」ランキングなども活用すれば、年初来高値や上場来高値を更新している注目銘柄を素早く見つけることができます。
現状でも、転換足が赤の状態を保ちつつ上値を切り上げている銘柄が増えており、トレンドに乗るタイミングを見極めやすくなっています。こうしたチャートを活用することで、日々の値動きに振り回されることなく、安定したトレード判断を下すことができるようになるでしょう。
今回はこのような転換足を使ったトレンド銘柄の見つけ方について、動画で解説していますので、ぜひご覧ください。