出遅れている増収増益の割安優良銘柄を見つける方法

日経平均株価が最高値圏で推移する中でも、業績は好調でありながら、まだ株価の上値が重い「出遅れ銘柄」は一定数存在しています。こうした銘柄は短期的には動きが鈍い場合もありますが、中長期の視点で見ると、将来的に市場から評価される可能性を秘めています。

例えば、いすゞ自動車のように、通期で増収増益が続いており、PERも低水準、ROEも高く、さらに配当利回りも高いにもかかわらず、株価の動きが重いケースがあります。こうした銘柄は、短期では横ばいが続いたり、一時的に安値を切り下げたりする可能性もありますが、企業の実力そのものは高く、長期目線では注目しておきたい銘柄群といえます。

出遅れの優良株を探す際には、単純に「株価が下がっている」だけで判断するのではなく、業績や財務指標も合わせて確認することが重要です。特に注目したいポイントとしては、売上高・経常利益・純利益がしっかり増加していること、PERが市場平均より低く割安感があること、ROEが高く資本効率に優れていること、そして配当利回りが高いことなどが挙げられます。

具体的な基準としては、売上高・経常利益・純利益がいずれも5%以上の増加、PERが15倍以下、ROEが10%以上、配当利回りが3%以上などが一つの目安になります。これらを満たしている銘柄は、業績面や財務面で一定の安心感があり、バリュー株としての魅力も高まります。

さらに重要なのは、テクニカル面で「まだ大きく上昇していない」という点です。既に急騰している銘柄ではなく、200日移動平均線をまだ上回れていないような銘柄に絞ることで、出遅れ感のある優良株を見つけやすくなります。業績が良くても株価がまだ評価され切っていない銘柄は、市場全体が落ち着いたタイミングで見直し買いが入るケースも少なくありません。

また、こうした銘柄は配当利回りが高いケースも多いため、値上がり益だけでなく、配当を受け取りながら中長期で保有するという考え方にも向いています。短期で急騰を狙うというよりは、じっくりと評価修正を待つタイプの投資戦略といえるでしょう。

相場全体が強い局面では、どうしても人気の大型株やテーマ株に注目が集まりがちですが、その一方で、業績に対して株価が出遅れている優良株が放置されているケースもあります。そうした銘柄を丁寧に探していくことは、今後の投資戦略の一つとして非常に有効だと思います。

今回はこのような出遅れの好業績・割安銘柄の探し方を動画で解説していますので、ぜひご覧ください。