東証1部 7911 凸版印刷のリクエスト分析

「ICタグ関連とのことですが、チャートから読み取れることがあれば、ご教示ください。よろしくお願いいたします。」と、リクエストいただきました。

月足チャートを見てみましょう。

ご覧のように、株価が60ヵ月移動平均線を上にプラス50%縦移動した線(緑色)に接近する場面は、相場の天井に。60ヵ月移動平均線を下にマイナス50%縦移動した線(橙色)に接近する場面では、相場の底値を示唆しています。
現在の株価は、この緑色の線に迫っており、長期目線で高値圏といえます。

60ヶ月移動平均線(桃色)と株価の乖離率は30%以上と上昇基調ですが、高値警戒ソーンのため、上値は伸び悩んでいます。

6ヶ月移動平均線(黒色)を上回っている間は上昇基調維持とみますが、同線を下回ると戻り売りが強まります。

続いて、日足チャートを見てみましょう。

緑色の25日移動平均線(中期)が、水色の75日移動平均線(長期)を上から下に突き抜けた格好となっており、中期的な売り転換を示唆するものとして注意が必要です。
ここ数日は、全体相場が戻り歩調となっていることが支援材料となり75日移動平均線に接近する展開となっていますが、同線が上値抵抗線として機能するようですと、反発上昇のペースは鈍りボックス下割れが視野に入ります。
逆に、75日移動平均線を突破してきた場合は、1/6高値1169円が次の上値の焦点です。この水準で曲がるようですと三尊形成となることを考慮しておきましょう。

まずは、75日移動平均線との攻防に注目です。

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