東証2部 6993 大黒屋ホールディングスのリクエスト分析

「買収やAI導入、中国CITICとの提携など材料はあるかと思いますが、意外と株価に反映されていないようです。よろしければ、お願い致します。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

6月に入り一部提携などの報道で足元の株価は動きだし、急騰する場面もありました。今後は、緑色の25日移動平均線を下値支持線に上昇トレンドを維持できるかに注目です。

財務面では、17年3月期の連結最終損益(税引益)が2億8700万円の赤字に転落したものの、18年3月期の最終益は5億5500万円の黒字に急浮上する見通しとなっています。(5月15日に発表)
今後も、損益改善期待が当面の支援材料となりそうです。

続いて週足チャートを見てみましょう。

株価低迷後、長い間 底値ボックス相場となっておりましたが、直近ではボックス上限を伺う展開となっています。まずは、100円の節目を突破できるか否かが目先の焦点です。ここを上抜けられなければ、今回の上昇で急増した買残の整理も短期的に入りやすくなります。
株価位置は安いものの、長期的な上昇波動が形成されていくにはまだ時間がかかりそうです。
また、前期・前々期(17年・16年3月期)と大きく最終益を減らしたことは、投資家にとっては大きな裏切りにほかならず、その辺りも今回の出足の鈍さに繋がっているのかと感じます。

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