東証1部 3258 ユニゾHDのリクエスト分析

「ユニゾHDが公募増資で急落してから、その後落ちついています。株主優待もよいので長期保有で持とうと思うのですが、今は買い時でしょうか。」と、リクエストいただきました。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

6月30日に公募増資が発表されると、窓をあけて急落。未だ、窓を埋めにいく展開には至っていません。公募増資は、一般的には発行株式数が増えるので一株辺りの利益が「希薄化」されるため既存の株主にとってはマイナス要素となります。

25日移動平均線(緑)は下降中で株価はその下にあり、テクニカル的には依然下降基調です。今のところ発行価格2480円近辺では下げ渋る動きも見せています。公募に応じた向きは利益が乗っている状態ですが、ここを割り込むようなことがあれば更に下値余地が拡大してしまいますので注意が必要です。

買いは、10日移動平均線(桃)がしっかり下値支持線として機能した上で、上に空けた窓を埋めに行く動きとならない限り、「待ち」となります。

目先の動意要因としては、明日8/3に決算発表が予定されています。足元の業績は好調のようですので、発表後の動きに注目です。
良い内容であるならば、先の公募増資(資金調達)の目的も、将来への投資としてプラスに評価されてくる可能性も高まります。

ただ、長期目線で持たれる場合でも、下げ止まりから反発の傾向が確認されてからの方が無難です。上値のポイントは、25日移動平均線、ついで窓下限(7/3高値)2701円、その上は75日移動平均線近辺(水)。上値では、各抵抗帯が控えていますので戻り売りにご用心。

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