東証1部 8316 三井住友フィナンシャルグループ のリクエスト分析

「7月20日を底に上昇基調になって来ているように見えます。今度の配当権利落ちで下がった所での購入を考えていますが、何か注意すべき点がありましたら、ご教授いただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。」と、リクエストいただきました。

22日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で11月にテーパリング(量的緩和縮小)を開始することが示唆されたことから、米長期金利が上昇。これを受けて、長短金利差拡大による業績改善期待が膨らみ本日は日本の大手銀行株に見直し買いが入りました。

テーパリングは株式などの金融商品にも影響を与えるため、市場参加者はいつテーパリングが行われるのかに注目しています。テーパリングを行うよというアナウンスで金利が上昇すると銀行株にはプラス要因となります。

一般的にはテーパリングが実施されると理論上の全体株価は下がるといわれていますが、開始時期や規模について前もって市場へのアナウンスが十分できていている場合は、マーケットの大きな混乱はないと思います。緩和縮小や利上げが開始されることは経済が強まった証拠ですので、本来であれば金融正常化の出口戦略として歓迎すべきことではあります。

ただし、市場参加者の予想より早かったり、利上げ幅が急激なものだと、市場が敏感になってしまうこともあり得ます。これから銀行株を取り組む場合は、念のため日米のテーパリング関連のニュースにアンテナをはっておく必要がありそうです。

それでは、日足チャートを見てみましょう。

75日移動平均線を20日ボリンジャーバンドの中心線(20日移動平均線[中期線])が上抜けてきました。MACDが再びGクロスし、バンドが拡大、1σ~2σのバンドウォークとなれば、中期的な上昇の継続が見えてきます。

ただし、上には4000円の大台、直近の高値、並びに6月4日の高値4089円と抵抗線がしっかりと控えています。本格上昇にはどうしてもこのレベルを抜けていくことが必要となります。

また、テーパリング始まるよというアナウンスだけでなく、実際にテーパリングが始まり、長期金利が緩やかに低下していくようであれば銀行株の上昇は落ち着いてくるかもしれません。

金利の変動により思惑での上げ下げはあっても、構造的な収益体系に大きな変化はない業種ですので長期的保有の場合は、高値掴みにならないよう押し目をじっくりまってエントリーされるのがよろしいかと思います。

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