東証1部 8086 ニプロ の分析

「リプロセルの含み益や、ips細胞培養装置開発などに期待し、1400円購入しております。前回、様子見のアドバイスに従ってずっと保有しておりますが、あいかわらず1000~1500円圏での動きです。いつ頃1400円まで戻りますか?」との事です。

予想に反して、リプロセルの上場日に大幅安しました。こう言う動きの時は「上場メリット織り込み済み」なのか「これから材料視」されるのか。様子を見るしかありません。相場全体は5月高値から大幅下落したが、ニプロはあまり下げなかった。

相場観察では「下げない株は上がる」「上がらない株は下がる」です。現在ボックスで推移しています。このボックスを上下どちらかに放れるか?放れを待って方向をしるしかありません。

リプロセルの含みと言っても、まだ上場して間がありません。これから5倍以上になれば、株主の含みを意識する時期も来るかもしれませんが、上場間もなく含みを意識するには早すぎるでしょう。もし下がり始めたら、織り込み済みと見る時もあります。

これから全体相場は上昇に向かいそうな良い時期に、リプロセルの上場が重なりました。全体が上がるのであれば、ニプロも下げにくくなることから材料視される可能性は残っています。と言うことで、しばらく上下どちらに放れるかを見守るところです。

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東証1部 4321 ケネディクス の分析

「5万円台で持ってます まだ下がりそうですか? 」との事です。

アベノミクス→インフレ関連株→資産関連株と不動産関連株は暴騰。このあたりを買っている方は5月までは成功パターンだった。5月の天井から相場は逆回転し、アベノミクス連想株は売りに転換。高値から半値以下に下落したが、高値で買いついた信用買い残はシコリとして残ったまま、見た目では、高値から6ヶ月経たないと信用買い残の整理はすみません。

 

この下落で投売りは出てません。ここまで下げましたが、投売りが出てなければ、下げ止まり確認は難しい。チャート的には、10日~25日移動平均線を上値抵抗線に戻り売り状態は続いています。この状態が続く間は下げ続けますから、しばらく買値には戻らない様に見えます。株価が上がるとしたら、またアベノミクス関連株が注目を浴びるようにならなければ無理でしょう。

 

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東証1部 6504 富士電機 の分析

「富士電機を280円で持っています。今後の見通しを教えてください。」との事です。

 

上がるか?下がるか?。昨年11月に150前後で底値でした。5月に400円まで値上がりした。底値から約半年間で2.7倍の値上がりです。業績は、売り上げ横ばい、利益は減少です。これだけ見れば、この上昇相場で割安で放置されていた部分は取り戻したと見てよいでしょう。

株価の上昇→将来的に好業績予想が必要。今の業績から見れば、何か材料がなければ上値は買いにくい。株価は織り込まれた様に感じられます。ただ相場全体の流れが、また上昇相場に戻り、日経平均が14000円以上ね値上がりするなら、まだ上げ余地を残しています。

しばらく日経平均は上げにくく、上値余地が下がるならば5月高値を上回りにくいでしょう。外国人投資家は、先回りして、日銀の金融緩和分からの今年日経平均の上昇余地を5月に先取りしてしまった。アベノミクス成長戦略を催促している形だ。

減税の無い、アベノミクス成長戦略は外国人投資家は笑っている。3本で足らなければ、5本でも10本でも成長性略を出す気なら、7月以降、株価は上昇する可能性はあるが、ちっちゃい3本の矢のままなら、また外国人投資家と日銀頼みでしょうか?。

 

 

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