東証1部 6101 ツガミ の分析

「相場が活況で他の株は上がっているのに、業績が非常にいいのにもかかわらず、ツガミは逆に下がったままです。分析をお願いいたします」との事です。

考え方として、株価は今期の業績が良いから今年値上がりするものではありません。来年が良さそうだから、今年の内に買っておこうと考えるものです。現在、株価が上がらないのは、2014年業績予想が良くないと思われているから上がらないのでしょう。

アナリストは血眼に、来年良くなりそうな業種や企業を探しています。タイの大洪水で、工場の工作機械が使えなくなり、一時的な特需が発生した。それで2013年業績予想は良かった様です。現在の業績の分析ではなく、2014年の業績が良いのかを見るものです。良くなると言うことなら、アナリストは推奨しますから、既に上がっているでしょう。

 

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大証1部 9936 王将 の分析

「なぜこの銘柄があがっているのか不明です。配当どり?空売りしてみたいのですが、どのタイミングがいいでしようか?動きがとてもへんです」との事です。

 

業績の裏付けなく、株が上がる事は無いでしょう。単純に業績が良いから買われていると見ています。月足で見れば過去にも「王将ギョーザブームの時」に現在価格より高値があります。今期の業績は、過去の高値を付けたときより良いですから、2009年につけた高値に迫るか、上回る可能性があります。

月足ベースで見た場合、株価の動きは、6ヶ月移動平均線を上回って始まり、下回って下げ相場に転じます。昨年12月に6ヶ月移動平均線を上回り上昇転換してから大幅高しています。過去の高値圏は60ヶ月移動平均線+50%ラインを上回っています。

基本的な下げ相場は6ヶ月移動平均線を下回ってからです。現在の様に6ヶ月移動平均線を上回り、上昇に勢いが付いている時に「空売り」は失敗の元です。空売りは月足で陰線が出てからでも遅くありません。せめて週足で陰線が出たとか、上昇の勢いが止まった事の確認が必要です。安全なのは月足で6ヶ月移動平均線を下回ってからです。

 

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東証1部 9984 ソフトバンク の分析

「先日、年初高値3615まで上がった後、狭い範囲での調整が暫く続いていましたし、会社の業績も良いので、暫くこのままで3月下旬ぐらい、もっと上がるかと思ったのですが、如何でしょうか。本日大幅下がってしまったのに少し心配してきました。分析して頂けませんでしょうか。」との事です。

ソフトバンクの様な225種採用株は、個人投資家より、機関投資家、外国人投資家の保有率は高い株です。個人投資家の考えより先に機関投資家、外国人投資家の運用をメインとした投資行動で動くものです。1月末に第3四半期業績を発表しました。前年同期比では増収増益であったが、税引利益額は減少。当然一株利益予想も下がります。

 

業績発表後、対通期進捗率は未発表だが、数字の上から前期同様に75%~78%くらいの達成率ではないか。数字は予定通りと言えるでしょう。業績が予定通りなら、株価も予定通りと見た方が良いでしょう。決算時期は、機関投資家、外国人投資家の利益確定に押されます。2013年業績予想は織り込み、これからは2014年業績予想で動くと見ましょう。

2月は日経平均の上昇もあり、2月に2011年3月の3515円の高値を上回った事で、2013年の業績の好調を発表した事から短期的には達成感がある様に見えます。次は2014年業績予想が、一株利益で30円以上増加予想なら株価の上値期待は大きいと言える。20円以下なら上げ余地は低めに見た方が安全でしょう。

 

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