東証1部 9726 KNTCTホールディングス の分析

「観光立国日本をめざし、今年も国策として観光に注力していくと思います。13年は外国人の観光客が1000万人を超えたことも 当社業績にはプラスと思っています。とはいっても、かなり株価が上昇していることもあり、2月15日の決算次第とも思いますが、今後の見通しはいかがでしょうか。」とのことです。

「観光立国をめざす」と言っておいて、靖国神社に行き、近隣諸国からキライな国と名指しされ。このあたり、もう少し何とかならないのでしょうかねぇ。と言いたいですね。好かれなければ行きたい国に選ばれません。しかし昨年は大幅に外国人旅行者は増えたようです。2014年も増加する事を期待したいし、また日本に来たいと思ってもらえるような国作りを進めて欲しい。オリンピックに向け、国内は外国人でも分かるように整備は進めるようです。

インフラ・箱物を作るのは得意ですから、オリンピックに向け道路標識など分かりやすくなるのでしょうか。KNTCTホールディングスは→(前)近畿日本ツーリストです。今まで国内ツアー(日本人向け)がメインでした。または日本人の海外旅行の企画です。これからは外国人旅行者も取り込む様な企画は増えるのでしょうか。まだ中高年向けの国内ツアーがメインでしょう。

一昨年の年末、株価は100円前後の底値でした。現在は200円以上に値上がりしています。ほぼ2倍に値上がりした訳です。決算は12月ですから、来月2月に2014年12月予想は発表されます。2013年の一株利益予想は5円です。今年も5円程度では、大して株価は値上がりしないでしょう。

もし株価が先行して値上がりしているとしたら、2014年12月業績予想は一株利益15円前後かもしれません。もしそうなら、先に株価は値上がりした可能性があります。現在は2014年12月業績予想が出てからでも遅くありません。出来れば一株利益予想が15円以上で、株価が200円以下なら買っても良いかも知れませんが、一株利益が15円以下なら見送った方が良いかも知れません。2月以降の業績予想を見てから判断しましょう。

 

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東証1部 9831 ヤマダ電機 の分析

 

「底入れの気配が出てるお思いますが、いかがでしょうか?」との事です。

2006年1月に1559円の大天井を付けてから下げ続けています。店舗からネット販売へ変わって行くことを先取りするような時代を表している様にも感じます。少し前までは、秋葉原で価格をチェックしてヤマダ電機に見に行った。今はヤマダ電機に見に行ってネットで安いところで買う。

お店で商品を買うと言う今までの購買モデルはスッカリ変わってしまいました。これからどう変わるのでしょう。株価が値上がりするかどうか。業績回復できるか。会社の事業方針にかかっています。どの様な展開を考えているのか。2015年方針を見守るところだと考えます。

株価を見てみましょう。相場格言にある「天井3日・底値100日」天井は短く、底値圏は非常に長いと言う格言です。月足チャートでは、2006年1月に大天井を付けた後、下げ続けています。60ヶ月移動平均線(5年平均)が上向きで、株価が上回っている時は上昇トレンドです。6ヶ月移動平均線を上回る間は上昇相場です。

 現在は60ヶ月移動平均線は下向きの下降トレンドの状態ですが、株価は60ヶ月移動平均線-50%ゾーンに推移しています。格言で言う「底値100日」でしょう。長期では底値ゾーンと見る水準ですが、底値100日の格言通り、いつから値上がりするか。今後の動きを観察しなければなりません。

 
2014年3月期の一株利益は8.6円です。業績が回復しなければ、株価は上昇に転じないでしょう。株価が「底値100日」から脱するには一株利益8円→15円→30円と回復しなければムリでしょう。株価が底値ゾーンで推移しているか・脱するか。株価では500円が目安となろう。

 

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東証1部 8001 伊藤忠商事 の分析

「正月の某紙特集に「経営者が占う2014年の株価」が掲載されており、様々な銘柄が有望として選ばれておりました。その中で、伊藤忠商事に注目しております。いかがでしょうか。」との事です。

 

明けましておめでとうございます。
商社株と見るか、大型主力株と見るか。この様な主力株は、何か特別な材料がなければ、相場全体(日経平均)の動きに連動する株です。この株だけ特別に相場に逆行して動く様な材料があれば、日経平均が下がる中でも上げ続ける事はあるでしょう。その様な特別な材料がなければ、主力大型株は日経平均に連動します。今年の相場動向が上がるか、下がるかを考えた中で、この株の投資時期を探る。と考えた方が良いでしょう。

昨年は16000円まで値上がりした年です。年末に向けて値上がりしたのは、消費増税を前倒して先買い(先食い)されたからだと。消費増税を前倒して買われた株は、消費増税時期に向けて売られるだろうと見ています。買う時期を探る→今年4月~6月(第二四半期)が買い場だろうと考えます。この時期は商社株に限らず、何でも買い場が来るように見ています。

投資格言にあるように、株は何を買うかより、何時買うかが重要だ。月足チャートで見れば2003年からの上昇期間は5年間、今年は2009年から5年目だ。安値から4倍になった株価を見て、まだ上がると考えるより、次の買い場は何時かを考えた方が良いでしょう。今年も良い投資成績となるよう祈念致します。

 

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