東証1部 6988 日東電工 の分析

 
「業績も良くいい感じだと思っていたのに急落してしまいました。今後の見通しはいかがでしょうか。」との事です。

9月25日は配当権利日だが、引け間際30分で1100万株以上の出来高が出来た。引け間際に出たニュースを見れば、インデックスファンドの買いが入ったようだ。引け間際にストップ高で1100万株も出来たのだから、予め買いが入ることは予測されていたか?事前に分かっていたと疑って見る必要がある。株は疑って見ることが大切な場合がある。

「業績が良くいい感じだと思っていたのに急落・・」とあります。2008年12月はリーマンショックの安値は1412円です。今年9月25日の高値は7540円です。安値から5倍値上がりしている。業績が良いから5倍になった。株式投資は、安値の時に将来(これから)業績が良くなる株を探して投資するから大きなリターンが得られる。

安値から5倍も値上がりした株は妙味がないが、長期では大勢2段上げだから、5000円割れの押し目形成を待ちたいところだ。深く売られたら4000円割れもあるかも知れないが、2段上げの押し目の時期は来年の可能性が高そうだ。これからは日々の動きを観察しながら底入れを待ちたいと思う。

「インデックスファンドの買い」について。高値でファンド(投信)の買いが大量に入ったと言うことは、大量に持っていた方(ファンド?)が売った可能性が高い。色々な投信があるが、高値の投信は大手顧客の売り玉を小口で個人に販売する様なものだ。

投信も株だから、底値で買わなければ儲からない。底値で買ってあった投信が高値で投信に移動するだけだ。高値で大口の買いが入ったら売り場であり、一相場終わったと見ている。株は底値で業績の良くなる株を買い→「業績が良くなりいい感じだと思っていた・・」こんな時期が高値であり売り場である。

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東証1部 1419 タマホーム の分析

 「新規公開時に当選し初値で売却し、先般、底値とはいきませんが9月に\1100円弱でまた購入しました。今後の見通しはいかがでしょうか?」との事です。

 

今後の見通しは、今後発表される業績修正によると思います。上場してから、なぜ下げたのでしょうか?。PBR、PERから見れば割高だったからです。1000円で下げ止まったのはPERから見て妥当な水準まで下げたからです。

安倍首相は消費税アップを決めました。住宅産業はどうでしょうか?。まず建築資材など、値上がりするため、まず6ヶ月程度の資材を確保しようとするでしょう。多くの住宅産業は、同じような行動をとるから、建築資材は値上がりするでしょう。

家を買おうとしていた人は、消費税が上がる前に買おうとする人も出てくる可能性はあります。消費増税前の駆け込み需要は考えられます。一時的に受注が増えれば、業績予想は上方修正の可能性が出てきます。年末から3月ころまで上方修正の期待はありますが、実際そうなるか分かりません。

 逆に一時的な需要では、その後の不況を前に、売っておこうとする方も出てくる可能性はあります。いったん下げる心配もあります。消費税を上げる前に不況になってしまっては、政府は困りますから、来年3月まで、日銀に金融支援を求める可能性があります。 

上下どっちに動くか?。明日以降、放れた方に株価は動くから、初動を見てから判断する。来年4月以降は売られるでしょうから、上げて始まったら、売り場を探ると見ておきましょう。

 

 

 

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東証1部 6803 ティアック の分析

「2か月前に64円で取得。月足を見ると底から立ち上がりつつあります。業績を考えるとそれほど上がるとも思えませんが時々拾い集める買いが入っているように見えるのですが、どう思われますか?」との事です。
 

筆頭株主は「フェニックスキャピタル」です。フェニックスキャピタル系は、昨年1月に「5912日本橋梁」100円~575円に大暴騰させた。その他にも「9972アルテック」は約3倍に。「2170リンク&モチベーション」は約4倍に。まだ「6803ティアック」は発行株式数の49%取得しており株集めは終わっている。

まだ60円台の株価ですが、20円台から取得しており含み益は大きい。後は利益を上げて企業価値を高めるように持って行くだろう。現在一株純資産は14円です。先ず倍増の30円以上に高められなければ値上がりしない。

また好材料が出るのを待つまで持続か?。この株価であるから、何か材料があれば暴騰するだろう。いつ暴騰すらかは誰にもわからない。分かるのは企業の業績の回復や利益額です。企業価値が上がれば、自然と株価は値上がりする。月足ではゆっくり上昇に転じている。この株価であるから、じっくり持つしかないだろう。

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