東証1部 5201 旭硝子 の分析

「配当も良く、PBRも1倍以下であり、買いやすい600円台と思っていますが、今後、中期的(1年程度)の見通しはいかがでしょうか?業績次第でしょうかね。」との事です。

6月安値を下回ってきました。1月-6月期が発表され、営業利益は3割源、一株利益を10円以上下方修正したことが売り材料の様です。会社発表は、「建築用ガラスの販売不振、欧州向けの自動車用ガラス伸び悩む」建築用・自動車用を含めたガラス事業は営業赤字が前年同期の9億円から90億円に拡大とある。

 

本業のガラス事業が儲からなくなった事が大きいし、1月-6月期が厳しく落ち込みは大きかった。7月-12月期に向けて、業績の回復(挽回)が見られなければ、さらに売られる心配はあります。年後半の業績を下方修正しなければ、株価は回復するでしょうが、なければ500円台まで下げるとみましょう。

テクニカルでは、6月安値を下回り、200日移動平均線を下回った事は下げ相場に転じたと判断します。今後は25日移動平均線を上回れるかどうか。上回れなければ戻り売り相場は続き、あと1割くらいは下げる心配あり。

予想配当利回りは4%以上あり、さらに株価が下がれば利回りは上がりますが、業績が悪化すれば減配の心配はあります。ここ数年26円配当を続けているので、減配はなさそうだ?と見る向きもあります。

買うタイミングを見るならば、75日移動平均線から20%以上低い価格を待つか、25日移動平均線を上回り下げ止まりを確認してからか。または見送るかです。

 

カテゴリー: チャート分析 | 東証1部 5201 旭硝子 の分析 はコメントを受け付けていません

東証1部 4324 電通 の分析

「公募増資に応募しましたが、買値より下げてしまいました。どのような対応したら良いですか。」との事です。

幾らが買値か分かりませんが、買値より下がった場合の対処法は①処分する。②つなぎ売りをする。③ナンピンを考える。④放置して回復を待つ。資金が必要ないのは②つなぎ売り、④放置して回復を待つです。

株式投資はトレンド(75日移動平均線上回る状態)を維持している間は持続できますが、トレンドが崩れたところで終わり(処分)ます。目先は75日移動平均線を下回り、②つなぎ売りが増加した様に見えます。75日移動平均線を上回れなければ下げ相場に転ずる心配があります。いったん戻った後、つなぎ売りをして様子を見るか?です。方向が出たところでトレンドに合わせた売買に戻すかです。

カテゴリー: チャート分析 | 東証1部 4324 電通 の分析 はコメントを受け付けていません

東証1部 1801 大成建設 の分析

「東京がオリンピック開催地の選出されることをに期待しており、9月発表の短期的な上昇を期待しています。360円程度に13wの移動線があり、下値支持となることを期待していますが、短期的、ないし、半年程度の中期的な見通しはいかがでしょうか? 」との事です。

オリンピック委員会は、9月8日ごろ2020年開催地を決定すると聞いています。日本が選ばれれば、経済、株価のカンフル剤になると期待している人も多いと思います。ヨーロッパ人は放射能アレルギーが強いとか?。実際に決定されるかどうかは未知数です。

昨年から不動産株、資産関連株は値上がりしてきました。これらはオリンピックを材料に値上がりしてきましたから、もしオリンピックが決定されれば一時的な反発は考えられます。建設株はどうでしょうか?。同じように一時的な上昇は期待できる可能性はあります。逆に出たときは失望売りも考えられます。

13週移動平均線(75日移動平均線)は下値支持線です。このまま下げずに高値更新が続けば、オリンピックの期待値は高まる可能性はありますが、もし仮に決まれば一時的に急騰する可能性はあり、売り場になると見ています。オリンピックの事は誰も分からないから、観察をするしかありません。

カテゴリー: チャート分析 | コメントする