初めてでもわかるパラボリックの効果的な見方

日経平均株価は節目の20000円を突破してきており、コロナショックで大きく下落した銘柄にも、見直し買いが入ってきています。また個別株は決算発表の集中時期でもあるため、大きく動き出したり、上昇転換するような銘柄も増えてくると思われます。そこで今回は株価の動きからタイミングを判断する上で有効なパラボリックの見方を解説します。

パラボリックは放物線という意味があり、株価の上昇と下降の動きを捉えるための指標となります。SARと言われる点線が株価よりも上にあれば下落、下にあれば上昇となります。実際のチャートで見てみましょう。

パラボリックはSAR(ストップアンドリバーズ)の位置が切り替わるポイントが売買タイミングとなります。ローソク足に対してSARが上にあれば株価は下降していく傾向になり、ローソク足に対してSARが下にあれば、株価は上昇傾向を保っていると判断します。重要なのは株価は当然に毎日の上下の動きを繰り返しながら波動を形成していきます。そのためパラボリックが上昇方向を保っていても、目先の上下に振り回れずにポジションを持続させることが大切です。

パラボリックには加速因数という数値を変えることで、株価に対する反応を早めたり、遅くしたりすることも可能です。そのため株価の動きに対して微調整することで、より最適なタイミングを掴むことも可能です。今回はこのようなパラボリックの効果的な見方を初心者の方にもわかりやすく動画で解説しましたので、ぜひご覧ください。