1時間足と転換足で見るスイングトレードのタイミング判断

今回は、1時間足と転換足を活用したスイングトレードのタイミング判断について解説いたします。

短期のスイングトレードにおいては、右肩上がりの銘柄を狙うのが基本ですが、日足チャートを見ていると株価が小刻みに上下し、タイミングを図るのが難しい場面が多くなります。こうした場面では、ローソク足の読みやザラ場中の監視が欠かせません。そこで「転換足」という株の達人のオリジナルチャートを使って、1時間足チャートを用いて、タイミングの取り方を具体的に見ていきます。

株の達人には「デイトル転換チャート」という標準条件があり、これはもともとザラ場中の動きを確認するためのチャートですが、一時間足で活用することで数日間持ち越すようなスイングトレードにも応用可能です。

転換足は、株価が上昇傾向のときに赤、下落傾向のときに青で表示される指標で、ローソク足よりも方向感を明確に捉えやすいという特長があります。一時間足の転換足を見ると、下落から上昇への切り替わりが青から赤に変わることで視覚的に判断できます。これにより、日足では見落としやすい下げ止まりのタイミングなども捉えることができます。

たとえば、転換足が青から赤に変わった場面では、翌日以降に上昇しやすい傾向があります。したがって、スイングトレードのタイミングを見極める際には、日足だけでなく一時間足の転換足を見ることで、より明確な判断が可能になります。

ただし、相場が膠着状態にある場合は、転換足の色が頻繁に変化して方向感を失い、トレード判断が難しくなります。こうした時期に無理にエントリーしても持ち合いに巻き込まれ、小さな損切りが続いてしまう恐れがあります。

コツとしては、赤い転換足が4~5本以上連続した後のタイミングを狙うことです。これにより、下がった後の反発局面でエントリーする形になり、効率的なトレードにつながりやすくなります。

このように、転換足は日足だけに限らず一時間足やその他の分足でも使うことができ、スイングトレードにおけるタイミング精度を高めるツールとして非常に有効です。今回はこのような転換足を使った売買ポイントを動画で解説しておりましので、ぜひご覧ください。