今回は、増収増益かつ上昇トレンドにある銘柄を対象に、RCIを用いた押し目形成の判断方法や銘柄の見つけ方について解説します。日経平均やTOPIXが調整局面に入ると、それに連動するように上昇を続けていた銘柄にも一時的な利益確定売りや調整が入ることがあります。
たとえば任天堂(7974)も、値下がり調整を繰り返しながらも下値を固め、再び高値を更新する動きを続けています。このような銘柄は業績が堅調であることが多く、下落局面でも比較的下げ止まりやすい傾向があります。
任天堂(7974)の業績を見ても、売上高が63%増、経常利益や純利益も増益となっており、通期予想でも増収増益が見込まれています。テクニカル面でも75日移動平均線や200日移動平均線といった長期の線が上向きで、業績とトレンドがともに堅調である点が特徴です。このような場合、RCIが下がった局面は過去の動きを見ても買い場となるケースが多いことが確認できます。
実際に銘柄を探す際には、株の達人の銘柄選択機能を活用することで効率的にスクリーニングが可能です。標準条件の「上昇トレンド押し目買い」を利用すれば、上昇トレンドにありながらRCIが低い銘柄を簡単に抽出できます。
市場全体が下落した際にも、上昇トレンドを維持し、RCIが低下している銘柄の中から増収増益の銘柄を見つけることで、下げ止まりやすい銘柄を抽出できます。そこでさらに絞り込むためには、財務業績の条件を追加します。売上高、経常利益、純利益をそれぞれ「変化率0%以上」と設定することで、通期ベースで増収増益の銘柄に絞り込み可能です。
今回はこのような増収増益銘柄の見つけ方とRCIを使った押し目形成の判断方法を動画で解説していますので、ぜひご覧ください。