移動平均線乖離率の見方と売られすぎ銘柄の見つけ方

今回は移動平均線乖離率の見方と、それを使った銘柄の探し方について解説します。移動平均線乖離率とは、株価が25日移動平均線からどの程度離れているかをパーセントで示す指標です。株価が移動平均線より上に大きく離れればプラス乖離、下に大きく離れればマイナス乖離と呼ばれます。

通常、中大型株であればプラスマイナス5%程度の範囲が一般的な変動幅ですが、銘柄ごとに傾向は異なります。そのため、実際に過去のチャートからどの水準で株価が頭打ち、または底打ちしているかを確認することが重要です。

さらに株価が大きく動いた場合、プラスマイナス10%程度が一つの目安となりやすく、プラス10%付近では天井圏、マイナス10%付近では底値圏となる傾向が見られます。ただし必ずしもその水準で反発するわけではなく、ローソク足や移動平均線と合わせて確認することが欠かせません。

日経平均株価が下落する局面では、連動して中小型株も売られやすくなるため、このようなスクリーニングは有効です。株の達人では、この移動平均線乖離率を利用してスクリーニングを行うことが可能です。移動平均線乖離率を活用すれば、売られすぎ銘柄を効率よく見つけ出し、反発のチャンスを狙うトレード戦略につなげることができます。

今回はこのような移動平均線乖離率の活用法を動画で解説していますので、ぜひご覧ください。