東証1部 6178 日本郵政のリクエスト分析

「証券会社から6178の売り出しがあるので購入のお誘いがありました。25日?終値の2%引きでの価格とのこと。配当もいいので迷っております。又は8316 8411を選択すべきかと」とのリクエストをいただきました。

配当が1株あたり50円ですので、配当利回りとしては、たしかに魅力があります。またPERも14倍程度と、それほど高いわけもありませんので、その点からみますと買いやすい株価にあるかと思われます。しかし、上場初値と過去の高値が1600円付近にあり、それが上値の上限となる可能性があります。週足チャートで現状を確認しておきましょう。

週足チャートでは長期の上値抵抗線(トレンドライン)を上抜けているため、中期的な上昇転換の可能性が出てきています。しかし先にもご説明したように、上場初値の1631円と過去の高値の1590円台が上値の抵抗帯となる可能性があります。

現在値が1400円台にあるため、上昇余地はそれなりにはありますが、ここから大きく上昇し続けるほどの値幅は無いかもしれません。配当狙いでじっくりと狙っていくのであれば狙う価値もありますが、1ヶ月以内の短期売買には向きません。週足の直近の動きを見ても、保合い状態にあるため、上にも下にも動かない状況です。

現状では、上昇しても1600円程度が上値となる可能性もありますので、その点を踏まえて検討していただくのがよろしいかと思います。

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