移動平均線乖離率を使った逆張りのパターン

日経平均は33,000円付近での一進一退の展開となっています。個別株もやや上値が重い銘柄も増えており、方向感が掴みにくい状況が続いています。今回は移動平均線乖離率を使った逆張りのパターンを見ていきましょう。

移動平均線乖離率とは、現在の株価が設定された機関の移動平均線から何%上下に離れているかを表したオシレーター系の指標です。株価の買われ過ぎや売れれ過ぎを判断できるのと同時に底値や天井を探ることができます。

こちらは画面の下に25日移動平均線乖離率を表示しています。移動平均線乖離率は、一律で何%が底値になるといった決まった値はありません。各銘柄のボラティリティよって下げ止まりやすい乖離率の値が変わります。そのため過去の動きを見ながら株価が底打ちした際の乖離率の値を確認することが重要です。

ただある程度の目安としてプライム市場の中大型株であれば-10%が売られすぎの基準となります。必ずこの値で下げ止まるわけではありませんが、過剰に売り込まれている投げ売り状態となっており、近く下げ止まる可能性が高いと判断する際には有効です。今回はこのような移動平均線乖離率を使った逆張りのパターンを動画で解説いたしましたので、ぜひご覧ください。

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移動平均線が重なった保ち合い状態から上昇転換するチャートパターン

日経平均株価は、高値圏で保ち合い状態にあり、上値が重い展開が続いています。今回は移動平均線が重なった保ち合い状態から上昇転換するチャートパターンを解説いたします。

株価の上下の動きが小さくなり、トレンドが発生していない状態では短期から長期までの移動平均線が一箇所に集まる状態となります。これを収斂(しゅうれん)と言いますが、短期から長期までの平均価格が同じ値に近づいていることになります。この収斂の状態から株価が上抜けると、上方向に力がかかり、強く上昇することになります。保ち合い状態では株価の売り買いが拮抗しており、エネルギーをためていると言いますが、そこから上放れすることで、上昇転換となります。

株の達人の銘柄選択では、こういった移動平均線が収斂した状態から立ち上がった銘柄を見つけることができます。難しい設定の必要もなく、条件を読むこむだけで簡単に設定して銘柄をスクリーニングすることができます。今回の動画ではこのようなポイントを解説していますので、ぜひ御覧ください。

 

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一目均衡表における株価が上昇転換するポイント

日経平均株価は高値で11/20に33,853円を付け、今年の年初来安値を更新しました。再びバブル期以来の高値更新となっています。足元でも高値圏でありながら高値を維持しており、上昇基調を保っています。個別株も日経平均に連れ高する銘柄も増えており、上昇転換する銘柄も目立ってきています。そこで今回は一目均衡表を使った株価が上昇転換するポイントを解説いたします。

一目均衡表の上昇転換のシグナルとして有名なものが三役好転です。三役好転とは転換線と基準線のゴールデンクロス、遅行スパンが日々線(26日前の終値)を上抜ける、株価が雲を上抜けるという3つのポイントのことです。これらの3つの条件が揃えば、上昇転換の重要なシグナルとなります。

このチャートパターンのように、一目均衡表の雲を上抜けるポイントでは、株価が強く上昇していることが確認できます。雲を上抜けることによって、株価の上値を押さえるようなしこりがなくなるため、上値が非常に軽くなり上昇しやすくなります。また雲を上抜けた時点で、転換線と基準線がクロスしており、遅行スパンも日々線を上抜けていれば、三役好転となります。

株の達人の銘柄選択では、このような一目均衡表が三役好転となっている銘柄も簡単に見つけることができます。今回はこのような三役好転のポイントや銘柄選択の使い方を動画でご紹介しておりますので、ぜひ御覧ください。

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