今回の動画では、株式投資の銘柄選定において、2桁以上の増収増益かつPERが低水準にある割安株を見つけ出すための具体的な条件設定や検索方法について解説いたします。
今回も株の達人Ver7の銘柄選択機能を使っていきますが、まず注目するのは、売上高・経常利益・税引き後利益がいずれも前年同期比で10%以上増加していること。これは、安定的に成長している好業績企業を抽出するための条件です。ただし、通常このような成長企業は株価が高くなりやすく、PERが30倍以上になることも少なくありません。
ところが中には、成長しているにもかかわらず、PERが15倍以下という割安水準に放置されている銘柄も存在します。そうした銘柄を一発で探し出せるのが、今回ご紹介する条件です。
設定方法としては、株の達人の財務業績項目から「売上高連結」「経常利益」「税引後利益」をそれぞれ10%以上に設定します。さらに「PER」は15倍以下と設定し、市場平均以下の水準で絞り込みます。加えて、「25日平均の出来高」が20万株以上あることを条件に加えることで、流動性のある実際に売買しやすい銘柄に限定することができます。
ただし、条件が厳しすぎると対象銘柄が限られてしまうため、柔軟に調整することも推奨されています。例えば、売上高の増加率を10%から8%に緩めることで、売上げは一桁増でも、純利益・経常利益が20%近く伸びている割安株を見つけることができます。
このように、地合いが改善して相場が上昇し始めた局面では、好業績かつ割安な銘柄が見直されて買われやすい傾向にあります。とくにプライム市場の銘柄は流動性が高く、日経平均の動きと連動しやすいため、先に動き出す傾向が見られます。こうした背景も踏まえて、割安成長株をタイミングよく選定していくことが重要です。
今回はこのような割安な好業績銘柄の探し方について、動画で解説していますので、ぜひご覧ください。