転換足で捉える短期上昇の買いポイント

日経平均株価は今週も最高値を更新し、強く買われています。市場全体に安心感が広がり、積極的な買いの資金が入ってきています。また日本は衆院選も控えています。「選挙は買い」とも言われますので、株価は先取りして上昇しはじめているのかもしれません。今回は、転換足を使った短期上昇銘柄の買いポイントについて見てみましょう。

短期上昇銘柄というのは、移動平均線が右肩上がであることは、以前から何度もご説明しているとおりです。短期移動平均線から順番に上から下に並んでいるのが、最も上昇の勢いが強い状態となります。

株価の上昇の勢いというのは、この移動平均線の順番と角度で決まります。そのため、株価の移動平均線の状態を確認した上で、エントリーポイントを探っていくのが基本となります。

短期上昇パターンの移動平均線
・10日、25日、75日移動平均線が上向きの上昇トレンド
・短期移動平均線から順番に上から並んでいる

以上の状態を確認した上で、転換足が陽転したポイントを狙います。その際に転換足が1日から3日程度、青が続いた状態から赤に陽転することが多いのです。逆言えば、短期上昇パターンで、転換足が数日で陽転するような銘柄というのは、それだけ上昇しやすいという特徴があります。チャートで見ておきましょう。

短期で上昇する銘柄は、ほぼ必ずこのようなチャートパターンとなります。株価が上昇する際にも、毎日のように上昇する銘柄であればよいですが、多くの場合、途中で小休止的な調整が入ります。数日間の保合いであったり、ちょっとした下落調整となりますが、その際に一時的に転換足が青になります。

短期間で上昇する銘柄は、小休止の後に再び上昇し始めます。そこが、エントリーのタイミングとして、一番おすすめのポイントになります。今回は、このようなポイントを動画で解説いたしましたので、ぜひご覧ください。