MACDを使って株価が下げ止まりやすい銘柄を見つける方法

MACDを活用して、株価が下げ止まりそうな銘柄を効率的に見つける方法について解説します。今回使用したのは株の達人Ver7の銘柄選択機能です。これは、テクニカル指標や財務データなど、さまざまな条件を組み合わせて銘柄をスクリーニングできるツールで、自由度の高い設定が可能となっています。

具体的には、MACDがゴールデンクロスを示した銘柄を抽出する条件を作成します。MACDの基本設定は短期12、長期26、シグナル線9のままで、まずはシンプルに「MACDがゴールデンクロスした」という条件を設定します。ただしこの条件だけですと、株価がすでに上昇している状態でのクロスも含まれてしまいます。

そこで「株価が売られすぎた低い水準でMACDがクロスした銘柄」という条件を設定します。このために、MACDの値がゼロ以下の状態でクロスしていることを追加条件として設定します。これにより、中心線よりも下、つまり下落傾向の中で反発しそうなタイミングの銘柄に絞り込むことが可能になります。

こちらは売られすぎた状態でMACDがゴールデンクロスしてるチャートのパターンですが、今回の銘柄選択を使うとこのような銘柄というのを簡単にピックアップすることができます。

また作成したスクリーニング条件は名前をつけて保存でき、いつでも呼び出して使えるようになっています。こうした機能を活用すれば、第1四半期の決算発表が続く今の時期においても、効率よく銘柄を発見し、トレードのチャンスを増やすことが可能になります。

今回はこのようなMACDを活用した銘柄スクリーニングの方法を動画で解説していますので、ぜひご覧ください。