急騰する初動に見られるローソク足の特徴

日経平均株価は急反発しており、個別株も売られすぎた反動から買い直されて上昇しています。今回は株価が急騰する際の初動に見られるローソク足の特徴について解説いたします。

株価が急騰して上昇する銘柄には、初動のローソク足に特徴があります。これまでもこのブログでも何度かご説明していますが、出来高が急増したり、ローソク足が大陽線になるといったことが初動の条件として挙げられます。過去の高値を超えて新高値を付けながら、上昇していくというのも特徴の1つです。

今回は、これまでと違った視点でローソク足の窓に着目してみましょう。窓とは前日と当時のローソク足の間にあいた隙間のことで、ギャップとも言われます。この窓はローソク足の動きを見る上では非常に重要な特徴になります。まずはチャートで見てみましょう。

こちらチャートでは、株価が急騰した初日の日に、大きく窓開けして上昇していることがわかります。その際に出来高も非常に多くなっています。よく窓は必ず埋めると言われることもありますが、実際は窓を埋めずに推移することができれば、それだけ買いが強く、上昇しやすいという見方をします。このチャートからもわかるように、大きく空けた窓を数日しても埋めない場合は、そのまま大きく上昇していくパターンは非常に多く見られます。

窓開けして上昇した場合は、通常は利食い売りによって下落するはずが、それ以上の買い注文が入っている証拠でもあり、加えて当日に買った多くの投資家が全て含み益になるため、参加者全員が強気モードになり、買いが買いを呼ぶことで上昇していくからです。

今回は、このような初動のパターンを動画で詳しく解説いたしましたので、ぜひご覧ください。