ボリンジャーバンドと出来高でわかる!株価が上昇するポイント

日経平均株価は、NY市場の下落を受けて反落しており、個別株全体も軟調な動きとなっています。ただ全体の動きが悪い中でも材料が出た銘柄などは物色される動きも見られます。そこで今回はボリンジャーバンドと出来高でわかる株価が上昇するポイントを解説いたします。

ボリンジャーバンドは株価が急激に動き出すポイントを判断する際に有効な指標です。初エクスパンションと呼ばれるバンドが大きく広がりながら株価が上昇していくパターンがよく知られています。特に好材料が出た銘柄などで、このようなパターンが見られますが、さらに出来高を見ることで精度を高めることもできます。

このチャートパターンではボリンジャーバンドのバンドを大陽線でブレイクしたのと同時に、出来高も急増しています。これによって株価の変化と同時に相場参加者も急増しており、その後も勢いよく上昇していく可能性が高まります。また株価が急騰し始めた後も、一時的に株価が下がったとしてもボリンジャーバンドの+1σを下回らずに推移できれば、上昇トレンドは継続していきます。このように出来高の増加とボリンジャーバンドのバンドブレイクのシグナルを組み合わせていけば、急騰する前の状態を見極めることができます。

今回はこのようなポイントを動画で解説いたしましたので、ぜひ御覧ください。

カテゴリー: テクニカル指標, ボリンジャーバンド |

売られすぎを判断する移動平均線乖離率(カイリ率)の見方

日経平均株価は、26,000円付近から急反発しており、27,000円を上回って上昇しています。個別株も先週まで売り込まれていた状態から一転して買われており、反発している銘柄が増えています。そこで今回は売られすぎを判断する移動平均線乖離率の見方を解説いたします。

移動平均線乖離率とは、株価が移動平均線から何%離れているかというのを表したテクニカル指標です。株価は投げ売りや狼狽売り等で移動平均線から大きく下に離れると、過剰な割安状態となるため急反発することがあります。

こちらは下に25日移動平均線乖離率を表示していますが、このパターンでは乖離率が-10%を下回ったところから反転しています。移動平均線乖離率は銘柄によって下げ止まる値が違い、時価総額が大きい大型株では-5%程度、中大型株では-10%が目安となります。また新興小型株はボラティリティが非常に大きいため、-20%や-30%程度まで下落することもあります。

また同じオシレーターでもあるRSIやストキャスティクスでは下限が0%となるため、過剰に売られすぎた状態を判別するのが難しくなりますが、移動平均線乖離率であれば上限、下限がないため数値で判断することができます。また株の達人では、移動平均線乖離率を使って、銘柄のスクリーニングも簡単にできます。今回はこのようなポイントを動画で解説しておりますので、ぜひご覧ください。

 

カテゴリー: テクニカル指標, 移動平均線 |

市場全体が下落しても上昇を維持する好業績銘柄の特徴

日経平均株価はNY市場の下落に連れ安する形で急落しており、個別株全体も狼狽売りや投げ売りが強まっています。そこで今回は市場全体が下落しても上昇を維持する好業績銘柄の特徴を解説いたします。

市場全体が急落した際は、多くの銘柄が日経平均等にに連れ安する形で利食いや手仕舞い売りで下落することになります。ただし全ての銘柄が同じように下落するわけではありません。市場全体が売られている際に上昇を維持する銘柄は業績も堅調でチャートも右肩上がりの状態となっています。

このチャートパターンのように、現在の日経平均株価やTOPIXの動きと比較しても、明らかにトレンドが強く、25日移動平均線(緑)を上回った状態で推移する銘柄は、引き続き買われやすいといえます。

また業績は二桁以上の増収増益となっていることも多く、短期的に押し目となれば、すかさず買いが入ります。加えてPERやPSRも割高になっていないこともポイントとなります。株の達人ではこのような好業績かつ上昇トレンドを継続している銘柄も銘柄選択の機能を使ってスクリーニングをかけることができます。今回はこのような銘柄の特料と銘柄の見つけ方を動画で解説しておりますので、ぜひご覧ください。

 

カテゴリー: テクニカル指標, 銘柄選び(スクリーニング), 移動平均線 |