転換足の最適な買いタイミングの判断方法

今回は転換足での最適な買いタイミングの捉え方について見てみましょう。転換足はローソク足ではわからない株価の方向を色で判別できるチャートですが、青から赤への転換点で仕掛ける場合、同じ赤でもより上昇しやすい転換点があります。

青から赤に転換したポイントで、より上昇しやすい状態というのは、トレンドの強さに関係しています。その銘柄自体の上昇力が強ければ、赤が何日も上昇していきますが、トレンドが弱い銘柄では、青から赤に転換しても上昇が長続きしません。

それではその銘柄のトレンドが強いか弱いかをどのように判断すればよいのか見てみましょう。株の達人をインストールすると、まず最初に表示されるのが、転換足には25日移動平均線と75日移動平均線が表示されます。

この2本の移動平均線を見るだけで、株価のトレンドが簡単にわかります。まず上昇トレンドとは次のような状態をいいます。

1 2本の移動平均線が上向きであること
2 75日移動平均線の上に25日移動平均線があること
3 ローソク足が移動平均線の上にあること

これら3つの状態が揃って、初めて上昇のトレンドと判断します。チャートでも確認してみましょう。

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このチャートのように上昇トレンドの状態は、基本的に上値が軽く、一度赤に転換すると何日も連続することが多いです。またそのトレンドの強さは移動平均線の傾きから判断します。上昇トレンドになっていない銘柄は、一度赤に転換しても、すぐに青に変わってしまいます。下降トレンドの状態とは、本来下降しやすい状態にあり、株価自体に勢いもありせん。

今回は、このようなポイントを動画で解説させていただきました。ぜひご覧ください。